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【債券週間展望】中長期金利は上昇か、需給悪化で5年入札を警戒

12月第2週(9-13日)の債券市場では、中長期金利の上昇が予想されている。米中貿易協議の動向によっては外部環境が変化しやすいものの、中長期ゾーンの需給悪化が懸念されており、5年国債入札に対する警戒感が強いためだ。

市場参加者の見方

◎SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • マイナス金利深掘り期待や海外投資家の需要がはく落し、日本銀行が国債買い入れオペの減額を進めてきた影響が表面化している
  • 中期ゾーンは週2回もオペが実施されたにも関わらず弱い結果で、5年入札に向けて調整しきれてない印象。入札後の需給も懸念される
  • 外部環境次第では相場も大きく振れそうだが、需給的には中長期ゾーンを中心に地合いの悪い状況が続くだろう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.10%~プラス0.02%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 9、10月にマイナス金利深掘り観測で盛り上がった相場は何だったんだという感じ。欧州も含めマイナス金利政策自体が疑われ始めており、金利低下余地がなくなってきている状況ではないか
  • 米中協議は15日の追加関税発動リミットまで延びそうで、英総選挙など波乱要因もあり、投資家は動きづらい面もある
  • ただ、追加緩和期待の後退で買い材料が乏しいのも確か。全体的に相場の上値は重く、超長期ゾーンだけが妙に底堅いとも言える
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.06%~ゼロ%

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
9日10-25年1000億円
25年超300億円
13日1-3年4200億円
3-5年3400億円
5-10年3500億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
10日5年1.9兆円程度0.1%
12日

流動性供給

(残存期間15.5年超39年未満)

5000億円程度

主な材料

  • 10、11日:米連邦公開市場委員会(FOMC)、パウエル議長会見
  • 11日:11月の米消費者物価指数(CPI)
  • 12日:日銀の雨宮副総裁会見
  • 12日:国債市場特別参加者会合
  • 12日:英総選挙
  • 12日:欧州中央銀行(ECB)金融政策会合、ラガルド総裁会見
  • 13日:日銀短観12月調査
  • 13日:11月の米小売売上高
  • 15日:米、対中追加関税発動
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