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債券下落、日銀オペと短国入札弱く売り-中期債利回り1年ぶり高水準

更新日時

債券相場は下落。日本銀行が実施した国債買い入れオペと、短期国債3カ月物入札の結果がいずれも弱かったことを受けて、中期ゾーンを中心に売りが優勢となった。中期債利回りは1年ぶり、長期金利は約8カ月ぶりの水準に上昇した。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比3ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.015%と、4月18日以来の高水準
  • 新発2年債利回りはマイナス0.135%、新発5年債利回りはマイナス0.12%と、いずれも昨年12月以来の水準まで上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は35銭安の152円45銭。午後に入り一段安となり、取引終了にかけて152円43銭まで下げた

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 日銀の国債買い入れオペの結果も良くなかったし、短期国債入札結果も弱かった
  • 海外投資家は12月末に向けてバランスシートを使いにくく、本格的な買いは復活していない
  • 長期金利がマイナスだと国内投資家は本腰を入れては買ってこないので、海外投資家が不在だと簡単に相場が崩れてしまう

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 午後の債券相場下落は日銀オペ結果の弱さと短期国債利回りの上昇が影響しており、短いゾーンが弱い
  • 日銀が買い入れを増やさないのなら、10年金利はゼロ%を目指すくらい需給が悪い
  • マイナス金利深堀期待や海外需要のはく落で、日銀オペが減額されてきたインパクトが表面化。海外金利と連動していないのが需給反映の証左
長期国債先物12月物の日中取引推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下、5年超10年以下、物価連動債。買い入れ額は各年限で前回オペから据え置き
  • 応札倍率は残存1-3年と3-5年が前回から上昇した一方、5-10年は低下
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.135%-0.125%-0.020%0.290%0.435%0.460%
前日比+2.0bp+3.0bp+2.5bp+2.5bp+2.0bp+2.0bp
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