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ファクター投資のクオンツ、19年は苦戦-一部顧客はおびえに近い状態

インベスコのファンドマネジャー、ゲオルク・エルセサー氏(フランクフルト在勤)は多くの同業者と同様に、クオンツ投資に不慣れな顧客を安心させるのに忙しい。同じ特性(ファクター)を持つ銘柄にシステマティックに投資するクオンツファンドは不安定な株式相場に苦戦を強いられている。

  「一部の顧客はほとんどおびえている。何かまずいことがあるのか、何かが壊れたか、と聞いてくる」と同氏は話した。

  顧客が不安になるのも無理はない。割安感や上昇ペースなどの特性に基づいて投資するこの手法は今年も不発だった。

  ここ10年で最高クラスのパフォーマンスとなった後、株式市場全体は比較的静かだが、多くのロングショート戦略ファンドの成績はマイナスだ。ヘッジファンド・リサーチによると、クオンツ手法を取ることが多い市場中立型ポートフォリオの今年のリターンはマイナス1%となっている。

  ファクターポートフォリオの成功・失敗の理由を説明することは簡単でないが、2019年については幾つかの一般的な考察が可能だ。バリュー株や中小型株のようなリスクが高めの投資と、空売りは損失が出た。上昇した銘柄もあまりに集中していたのかもしれない。

Most long-short factor strategies lost money this year

  20年近くクオンツ投資を手掛けているエルセサー氏は、心配している顧客にMSCIワールド指数の2年間のチャートを見せるようにしている。同氏はファクター投資は長期投資のために設計されているという説明で投資家の心を取り戻そうと努めている1人だ。

  しかし不振の1年が終わりに近づくにつれ、人々は忍耐を失いつつある。「経験豊富な投資家は、長い目で見ればこれは普通の雑音に過ぎないと言うが、われわれがもっと説明しなければならないのは確かだ」と同氏は述べた。

Losing Favor

Quant equity funds have seen outflows this year

Source: eVestment; data only cover institutional flows

Rates have been a big driver in factor performance in 2019

原題:‘Is Something Broken?’ Factor Quants Left Reeling By 2019 Strife(抜粋)

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