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ECB、独自のデジタル通貨が必要にも-民間の取り組み不十分なら

  • 中銀デジタル通貨発行で安く簡単な決済の社会的ニーズ満たす可能性
  • ECBはデジタル通貨開発が差し迫っているとは示唆せず-文書

欧州中央銀行(ECB)は民間で国際決済システムの高速化とコスト引き下げができなければ、独自のデジタル通貨を開発する方針だ。ブルームバーグが4日入手した内部文書で分かった。

  ECBは文書の中で、技術革新が現金利用の減少を含め小口決済のやり方を急速に変えていると指摘した。そうした状況を分析しており、必要に応じて対応する用意があるとしている。

  文書は「革新的かつ効率的な欧州全域にわたる決済ソリューションの開発で、業界の取り組みが不十分な場合」、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の「発行がそうした社会的ニーズを満たす可能性がある」と説明。「法定通貨としての地位を備えたCBDCはあらゆる利用者に安く簡単な決済方法にアクセスできることを原則的に保証し得る」と論じた。

  この文書はその後、ECBのウェブサイトに掲載されたが、そうした開発が差し迫っているとは示唆していない。

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原題:
ECB Says It May Need Own Digital Euro If Payment Drive Fails (1)(抜粋)

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