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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米金融規制当局が本格調査-レポ市場混乱、潜在的リスクと認識

  • 9月の金利急上昇の原因究明で連邦機関にレポ取引精査を要請
  • 財務長官率いるFSOCが4日公表の年次報告書で調査に言及
A pedestrian holds a mobile device while walking along Front Street in the Brooklyn borough of New York, U.S., on Friday, Sept. 20, 2019. Slumping tech stocks dragged down U.S. indexes as traders moved on from a busy week for central bank meetings to shift their focus back to the trade war and geopolitical tensions.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

9月にトレーダーを不安に陥れたレポ市場の混乱を受け、米金融規制当局が本格的な調査に乗り出した。短期資金調達に利用されるレポ市場の混乱を米国の金融システムに対する潜在的リスクと受け止めたためだ。

  米財務省当局者によると、金融安定監視評議会(FSOC)は3カ月前の金利急上昇を引き起こした原因を究明するため、データを収集し決済されたレポ取引を精査するよう連邦機関に要請している。ムニューシン財務長官率いるFSOCは4日に公表した年次報告書で同調査について取り上げた。

  レポ市場は金融システムのパイプとして不可欠で、米企業の資金調達ニーズを満たすために毎日数兆ドル相当の現金と担保が交換されている。9月に借入金利が大幅上昇し、米連邦準備制度は流動性危機を回避するために市場への資金供給に動いていた。

  9月の混乱以来、銀行からは過剰な規制が要因かもしれないとの不満の声が上がってた。 JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、同行には市場に供給するだけの資金と意思があったが、流動性規則によって実行が妨げられたと10月15日に述べていた。

  2008年の金融危機の後、規制当局は危機再発の場合に現金化が容易な安全資産の蓄積を銀行に義務付けた。これらのルールは銀行の資金調達難を防止することを意図している。

  連邦準備制度理事会(FRB)のクオールズ副議長(銀行監督担当)は4日、短期金融市場で9月に生じた事態について、金融当局にも責任の一端があるとするウォール街の主張は正しいかもしれないとの認識を示した。

原題:Repo Turmoil Prompts FSOC to Scrutinize Market Dangers (1) (抜粋)

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