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債券は反発、米中懸念再燃でリスク回避-あすの30年入札に警戒感も

債券相場は反発。トランプ米大統領の発言を受けて米中通商協議の先行き懸念が再燃し、リスク回避の動きに伴う債券買い圧力が強まった。一方、あすの30年利付国債入札に対する警戒感から相場の上値は限定的となった。

  • 新発10年債利回りは前日比1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.04%、一時はマイナス0.06%に低下
  • 新発30年債利回りは1bp低い0.43%。0.415%まで買われて始まった後、30年債入札を翌日に控えた売りで低下幅を縮小
  • 長期国債先物12月物の終値は19銭高の152円73銭。取引開始後に153円06銭まで上昇したが、その後は伸び悩み

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 米中通商協議はもともと第1段階の合意がとっくに終了しているはずのところがここまで遅れており、まだまだ前途多難
  • 欧米市場の金利急低下を受けて、円債も先物中心に買い戻しが優勢
  • ただ、入札を控えた30年セクターにはヘッジ売りが入っている上、15日の対中関税発動が延期される可能性も残されており、ここからロングで攻めるには怖さがある
長期国債先物12月物の日中取引推移

背景

  • トランプ大統領は3日、中国と貿易合意に至るのが1年後になっても構わないとの姿勢を示唆。これを受けて、3日の米10年債利回りは10bp低い1.72%程度で終了
  • この日の東京株式相場は続落。日経平均株価は1.1%安の2万3135円23銭で引けた

30年債入札

  • 5日に実施、発行予定額は7000億円程度、64回債のリオープン発行
  • バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト
    • 今週の10年債などここ最近は弱い入札が続いており、あすの30年債入札も警戒せざるを得ない
    • 利回り水準的にはそんなに低いわけではないが、あえて入札でリスクを取って買う動きは見込みにくい
  • 備考:過去の30年債入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.160%-0.150%-0.040%0.275%0.430%0.460%
前日比-0.5bp-1.5bp-1.5bp-1.5bp-1.0bp-1.0bp
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