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12月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、米中貿易への懸念強まる-米国債利回り急低下

  3日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要通貨の大半に対して下落。貿易問題への懸念が強まり、米10年債利回りが日中取引ベースで一時、8月中旬以来の大きさで低下した。逃避通貨は大幅に上昇した。

  • ニューヨーク時間午後4時48分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。トランプ米大統領は中国と貿易合意に至るのが1年後になっても構わないとの姿勢を示唆した。ドル指数は3営業日続落。ショートカバーが入る中、ドルは人民元に対しては上昇
    • 主要10通貨の中で円やスイス・フランなどが堅調さを示した。ロス米商務長官は、15日の期限が来ても何も変わらなければ、中国製品に追加関税を課す計画を実行するとCNBCに対して発言。米国株は下落した
  • ポンドは上昇。対ドルで0.4%高の1ポンド=1.2996ドル。英総選挙を控えた世論調査の一つで、与党・保守党が野党・労働党に対するリードを広げたことが分かった
  • ドルは円に対して0.3%安の1ドル=108円63銭と、4営業日続落。一時は108円48銭と、11月22日以来の安値をつけた
  • ドルは対スイス・フランで0.4%安。2日には0.9%下げていた。対ユーロではほぼ変わらずの1ユーロ=1.1080ドル

原題:
Dollar Ebbs as Treasury Yields Slump on Trade Fears: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が3日続落、米中通商交渉の行方を悲観

  3日の米株式相場は3日続落。トランプ大統領が南米や欧州、中国への関税賦課を検討していることから、景気回復への期待が弱まり、世界的に株安・国債高となった。

  • 米国株は3日続落、米中交渉の長期化を警戒
  • 米国債は大幅上昇、10年債利回りは1.72%に低下
  • NY原油は小幅続伸、追加減産協議せずと伝わり伸び悩み
  • NY金先物は大幅反発、トランプ大統領の発言で逃避需要

  S&P500種株価指数は3日続落。午後に入ってからは、下げ渋った。朝方は貿易に関するニュースが相次ぎ、市場を揺るがした。トランプ政権は15日までに中国と合意に達しなかった場合、中国製品に追加関税を課す考えを示唆。トランプ大統領は中国と貿易合意に至るのが1年後になっても構わないとの姿勢を示した。ブラジルとアルゼンチンからの鉄鋼輸入に対する関税に続き、フランスにも報復関税を課すとの意向を示した。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%安の3093.20。ダウ工業株30種平均は280.23ドル(1%)安の27502.81ドル。ナスダック総合指数は0.6%下落。ニューヨーク時間午後4時48分現在、米国債市場では10年債利回りが10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.72%。

  アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、チャーリー・リプリー氏は「貿易を巡る状況は急速に反転し、関税を巡る悪いニュースが市場でリスク回避の動きにつながった」と発言。「この日のニュースは、投資環境全般において下方リスクが残っていることをあらためて思い起こさせた」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続伸。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国とで構成する「OPECプラス」が追加減産で合意するかどうかに注目が集まった。共同技術委員会(JTC)が追加減産について協議しなかったと伝わると、取引終盤に上値が重くなった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は14セント(0.3%)高の1バレル=56.10ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は10セント安の60.82ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。約1カ月ぶりの大幅高となった。トランプ大統領が中国との通商交渉を巡り早期合意期待に冷や水を浴びせ、米国株の下げも構わない意向を示したため、金への逃避需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1%高の1オンス=1484.40ドルで終了。

原題:Stocks Drop, Bonds Jump as Trump Dents Trade Hopes: Markets Wrap(抜粋)

Oil Ekes Out a Gain as OPEC, Allies Gear Up for Key Convocation

OPEC+ Committee Didn’t Discuss Deeper Output Cuts: Delegates (1)

PRECIOUS: Gold Climbs as Trump’s Trade Comments Boost Havens

◎欧州債:アイルランド債が上昇、利回りは1カ月ぶりマイナス圏に

  3日の欧州債市場ではアイルランド債がユーロ圏他国債の大半を上回るパフォーマンスで、10年債利回りは1カ月ぶりにマイナス圏に低下した。米中貿易摩擦がエスカレートする中で、アイルランド債に逃避買いが集まった。ドイツ債利回りは大幅低下。1日の下げ幅として年初来で3番目の大きさだった。

  • アイルランド債利回りは大幅に低下した。ユーロ圏国債はギリシャ債を除きブルフラット化した。ギリシャ債は下落。投資家がポジションを解消したことが背景
    • FOXビジネス・ネットワークは、米政府の12月15日の対中関税発動に変更はないと、情報源を明らかにせず報じた。トランプ大統領は中国との貿易合意は2020年の米大統領選挙後になっても構わないとの姿勢を示唆した
  • 英国債は先物主導で上昇。長期債は5日の30年債入札を控えてアンダーパフォームした
  • ドイツ10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.35%、英10年債利回りは7bp下げて0.67%、イタリア10年債利回りは6bp下げて1.29%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:
Irish Yields Turn Negative Amid Haven Bid: End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します)
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