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米国株が3日続落、米中通商交渉の行方を悲観

更新日時
Trading On The Floor Of The NYSE As Stocks Rise While Small-Caps Lead the Way
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Trading On The Floor Of The NYSE As Stocks Rise While Small-Caps Lead the Way
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

3日の米株式相場は3日続落。トランプ大統領が南米や欧州、中国への関税賦課を検討していることから、景気回復への期待が弱まり、世界的に株安・国債高となった。

  • 米国株は3日続落、米中交渉の長期化を警戒
  • 米国債は大幅上昇、10年債利回りは1.72%に低下
  • NY原油は小幅続伸、追加減産協議せずと伝わり伸び悩み
  • NY金先物は大幅反発、トランプ大統領の発言で逃避需要

  S&P500種株価指数は3日続落。午後に入ってからは、下げ渋った。朝方は貿易に関するニュースが相次ぎ、市場を揺るがした。トランプ政権は15日までに中国と合意に達しなかった場合、中国製品に追加関税を課す考えを示唆。トランプ大統領は中国と貿易合意に至るのが1年後になっても構わないとの姿勢を示した。ブラジルとアルゼンチンからの鉄鋼輸入に対する関税に続き、フランスにも報復関税を課すとの意向を示した。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%安の3093.20。ダウ工業株30種平均は280.23ドル(1%)安の27502.81ドル。ナスダック総合指数は0.6%下落。ニューヨーク時間午後4時48分現在、米国債市場では10年債利回りが10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.72%。

  アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、チャーリー・リプリー氏は「貿易を巡る状況は急速に反転し、関税を巡る悪いニュースが市場でリスク回避の動きにつながった」と発言。「この日のニュースは、投資環境全般において下方リスクが残っていることをあらためて思い起こさせた」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続伸。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国とで構成する「OPECプラス」が追加減産で合意するかどうかに注目が集まった。共同技術委員会(JTC)が追加減産について協議しなかったと伝わると、取引終盤に上値が重くなった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は14セント(0.3%)高の1バレル=56.10ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は10セント安の60.82ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。約1カ月ぶりの大幅高となった。トランプ大統領が中国との通商交渉を巡り早期合意期待に冷や水を浴びせ、米国株の下げも構わない意向を示したため、金への逃避需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1%高の1オンス=1484.40ドルで終了。

原題:Stocks Drop, Bonds Jump as Trump Dents Trade Hopes: Markets Wrap(抜粋)

Oil Ekes Out a Gain as OPEC, Allies Gear Up for Key Convocation

OPEC+ Committee Didn’t Discuss Deeper Output Cuts: Delegates (1)

PRECIOUS: Gold Climbs as Trump’s Trade Comments Boost Havens

(第4段落にコメントを追加し、更新します)
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