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米自動車販売:11月は日産16%減、年末商戦の追い風吹かず-ホンダ好調

11月の米自動車市場では、大半のメーカーがブラックフライデー商戦によって販売を押し上げられたもようだ。各社は大量の旧モデルを売りさばくため、過去最高水準の値引きを実施した。こうした中で日産自動車は販売台数が前年同月比15.9%減と振るわなかった。

  調査会社LMCオートモーティブとJDパワーの推計によれば、11月の乗用車・ライトトラックの合計販売台数は季節調整済み年換算(SAAR)で1750万台。前年同月は1740万台だった。両社は2019年は約1710万台となり、20年は1680万台に落ち込むと予想している。

  JDパワーが先週示した推計によると、自動車メーカーはディーラーが抱える旧モデルの在庫削減を図り、11月にインセンティブ(販売奨励金)を1台当たり4538ドル(約49万円)と約12%引き上げた。4500ドルを上回るのは初めて。

  こうした実質的な値引きに加え、今年は感謝祭の祝日が月末に近く、各社が月間目標達成に向け力を入れたことから、ここ数年のブラックフライデーとしては車の売れ行きが特に良い商戦になったと、調査会社エドムンズはみている。

  日産の11月販売台数は3カ月連続の減少。7月以降初めて10万台の大台を割り込んだ。同社で最も売れ行きの良いスポーツタイプ多目的車(SUV)「ローグ」は、25.5%減少。クロスオーバー車「ムラーノ」とピックアップトラック「フロンティア」も2桁のパーセンテージで減った。セダン「アルティマ」は37%増加した。

  ホンダは11%増の13万3952台。SUVとライトトラックが好調だった。売れ行きトップのクロスオーバー車「CR-V」は過去最高の月間販売台数を記録。小型の「HR-V」は2倍余り増えた。ピックアップトラックの「リッジライン」は31%増えた。

Inside Automobility LA Ahead Of Los Angeles Auto Show

ホンダ「CR-V」2020年モデル

  トヨタ自動車は9.2%増の20万7857台。主力のコンパクトSUV「RAV4」が26%増加し、全体をけん引した。中型ピックアップトラック「タコマ」とセダンの「カムリ」「カローラ」も販売が伸びた。

Inside Automobility LA Ahead Of Los Angeles Auto Show

トヨタ「RAV4プライム」2021年モデル

原題:
Black Friday Can’t Spare Nissan From 16% Drop: Auto Sales Update(抜粋)

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