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ドル・円は小じっかり、日本株下げ渋りで109円前半-豪ドル上昇

更新日時

東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=109円台前半で小じっかり。日本株が下げ渋る中、米製造業の悪化や世界貿易リスクを嫌気してドル売り・円買いが進んだ海外市場の流れが一服した。一方、オーストラリアドルは対ドル、対円で約3週間ぶり高値を記録。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の声明を受けて、過度な追加緩和期待が後退した。

  • ドル・円は午後4時5分現在、前日比0.2%高の109円14銭。ニューヨーク時間に108円93銭まで下げた後、109円21銭まで回復
  • ユーロ・ドルは前日と変わらない1ユーロ=1.1078ドル。ドル安一服でもみ合い
  • オーストラリアドルは対ドルで0.4%高の1豪ドル=0.6846ドル。一時は0.6848ドルまで上昇、対円では一時0.6%高の1豪ドル=74円77銭
下落一服

市場関係者の見方

    大和投資信託調査部の亀岡裕次チーフエコノミスト

    • 米ISM(供給管理協会)製造業指数を材料にドル・円は下振れたが、先行きの見方が大きく変わったというところまでいっていない。引き続き米中合意への期待は残っており、米経済についても利下げの効果が来年次第に出てくるといった期待がある
    • 109円前後は200日線などが集中している水準なので、下がればドル買い円売りをしたいというのはあるだろう

    みずほ証券の山本雅文チーフ為替ストラテジスト

    • 製造業が悪くても景気後退というわけではないというのがこの1、2カ月で分かったこと。今週は米ISM非製造業指数、米雇用統計もあり、個別指標に対する反応はとりあえず一服というところ
    • 豪中銀については、一部で来年にかけての利下げと量的緩和の予想が強まっていたが、声明では特段そうした政策が必要になる可能性が示唆されず、想定されたほどハト派的ではなかったということだろう

    背景

    • 2日の米株式市場ではS&P500種株価指数が約8週間ぶりの大幅安。一方、3日の東京株式相場は下げ渋り、日経平均株価は取引開始直後に前日比342円下げた後、149円安で終了
    • 2日発表の11月の米ISM製造業景況指数は市場予想に反して低下し、活動の縮小を示す4カ月連続の50割れ
    • トランプ米大統領は同日、ブラジルとアルゼンチンの鉄鋼・アルミニウムに対する関税を直ちに復活させると発表
    • 中国は香港人権法成立への報復措置を発表。中国共産党機関紙・人民日報系の新聞、環球時報は、中国が米国の企業・団体を含む「信頼できない組織のリスト」を公表するとツイート
    • 米通商代表部(USTR)は、フランスが導入を決めた米IT大手などを対象とするデジタル課税への対抗措置として、仏産品約24億ドル(約2600億円)相当への報復関税を検討すると発表
    • 豪中銀は政策金利の据え置きを決定。声明では、海外リスクは引き続き下向きも「こうしたリスクの一部が最近低下」したと指摘
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