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長期金利が7カ月半ぶり高水準、10年入札結果低調で売り優勢

更新日時

債券相場は続落し、長期金利は7カ月半ぶりの水準まで上昇した。この日実施の10年利付国債入札が低調な結果となり、長期債や先物を中心に売りが優勢となった。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比3ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.02%と4月18日以来の高水準
  • 新発5年債利回りはマイナス0.135%と4月17日以来の水準に上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は22銭安の152円54銭。入札結果を受けて午後に下げ幅を拡大し、一時152円39銭と中心限月で4月以来の水準まで下落

市場関係者の見方

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト

  • 10年入札低調は、前日の中国製造業購買担当者指数(PMI)の改善や欧州の金利が上昇する中で、投資家が雰囲気的に気持ちが悪かったということだろう
  • 米長期金利対比で日本の金利上昇幅が大きく、10年債は割安に見えた
  • 10年入札が不調に終わり、債券先物が大きく下げたことで、今が底値だろうし、絶好の買い場とみている

三井住友DSアセットマネジメントの深代潤執行役員

  • 米連邦準備制度理事会(FRB)が短期資金供給を拡大しているにもかかわらず、銀行が規制によって貸し出しを増やせず、証券やノンバンクなど銀行システム外の投資家に資金が行き届かず、米国債を売りに走らないかという懸念もあり、10年債は手を出しにくい
長期国債先物12月物の日中取引推移

10年債入札

  • 最低落札価格は101円24銭とブルームバーグが事前に調査した市場予想中央値の101円43銭を大幅に下回った
  • 応札倍率は3.28倍と2016年8月以来の低水準
  • 小さいと好調な入札を示すテール(最低と平均落札価格の差)は16銭と前回の5銭から大幅に拡大
  • 備考:10年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%-0.135%-0.025%0.290%0.440%0.475%
前日比+1.5bp+2.5bp+2.5bp+2.0bp+1.5bp+1.5bp
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