コンテンツにスキップする

米国株が続落、貿易リスクなどで-国債も下落

更新日時
Times Square As U.S. Stocks Rise After Jobs Data
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Times Square As U.S. Stocks Rise After Jobs Data
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

2日の米株式相場は続落。世界の貿易を巡るリスクに加え、米製造業統計が失望を誘う内容になったため、売りが膨らんだ。米国債も下落。

  • 米国株は続落、貿易リスクと経済統計を嫌気
  • 米国債は下落、10年債利回りは1.82%に上昇
  • NY原油は反発、追加減産観測-経済統計で伸び悩み
  • NY金先物は反落、1オンス=1469.20ドル

  米国が中国製品に追加関税を課すとの懸念が再燃したほか、トランプ米大統領がブラジルとアルゼンチンの鉄鋼・アルミニウムに対する関税を復活させたことから、S&P500種株価指数は約8週間ぶりの大幅下落となった。米10年債利回りは大幅上昇。

  貿易を巡る最新の動向を受け、米中が第1段階の貿易合意で署名に近づいているとの期待が遠のいた。米供給管理協会(ISM)が発表した11月の製造業総合景況指数は、市場予想に反して低下。企業投資の削減や世界的な需要の低調、くすぶり続ける米中貿易戦争という環境下で、製造業活動がなおも回復の勢いを欠いていることを示した。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.9%安の3113.87。ダウ工業株30種平均は268.37ドル(1%)安の27783.04ドル。ナスダック総合指数は1.1%低下。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米国債市場では10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.82%。

  RBCキャピタル・マーケッツの米国担当チーフエコノミスト、トム・ポーセリ氏はブルームバーグテレビジョンに対し、「全ては同じ話の一部だ」と指摘。「製造業で問題があり、貿易を巡っても明らかに問題がある。この貿易合意が署名されるまで、製造業への圧迫は続くだろう」と述べた。

U.S. stocks drop on tariff concern, factory data

  ニューヨーク原油先物相場は反発。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国とで構成する「OPECプラス」が、予想外に追加減産で合意するとの思惑から買いが優勢になった。ただ、経済指標が失望を誘う内容になったほか、米中の通商関係が悪化したとの見方で、伸び悩む展開となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は79セント(1.4%)高の1バレル=55.96ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は、43セント高の60.92ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%安の1オンス=1469.20ドルで終了。フィデリティ・マルティ・アセット・オープン・レンジのポートフォリオマネジャー、クリス・フォーガン氏は、金には依然ディフェンシブな価値があるため、来年も「輝く」だろうと述べた。

原題:Stocks Fall on Trump’s Tariff Gambit, Factory Data: Markets Wrap(抜粋)

Oil Rises as Prospects for Deeper OPEC Cuts Take Center Stage

PRECIOUS: Palladium Extends Record-Breaking Rally on China Data

(第5段落にコメントを追加します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE