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トランプ氏、ブラジルとアルゼンチンの鉄鋼・アルミ関税を復活

更新日時
  • 中国に大豆を輸出する両国、トランプ氏は通貨「切り下げ」を批判
  • 米鉄鋼メーカー、株価急伸-AKスチールは一時8%高

トランプ米大統領はブラジルとアルゼンチンの鉄鋼・アルミニウムに対する関税を直ちに復活させると、2日にツイッターで発表した。

  大統領は両国が自国通貨切り下げで米国の農民に不利益をもたらしていると批判。米金融当局に金融政策を緩和するよう重ねて呼び掛け、貿易問題と米金融政策批判を関連づけた。

  大統領はツイートで、ブラジルとアルゼンチンが「甚だしい規模で自国通貨の切り下げを行ってきた。これは米国の農民にとって不利だ。従って、両国から出荷される全ての鉄鋼とアルミニウムに対する関税を直ちに復活させる」とした。

大豆輸出国

  関税復活は米中の貿易摩擦において、米国に代わって中国に大豆など農産品を輸出する2国への報復に相当する。2020年に大統領選挙を控え、支持層の柱である農家を意識した格好だ。

  ブラジルのボルソナロ大統領はこれを受けて、経済閣僚と話してから対応したいと発言。「必要とあればトランプ氏に話をすることは可能だ。私には対話の経路が開かれている」と続けた。

  トランプ氏は米金融政策当局に対する批判を再び展開。「金利を引き下げ、金融政策を緩和し、各国が自国通貨切り下げによって米ドルの強さを利用することができないようにするべきだ」と主張。「これでは米国の製造業者と農家が公平に製品や農産物を輸出するのが極めて難しい。利下げして緩和しろ!」と続けた。

 

  2日のニューヨーク株式市場でAKスチール・ホールディングスは急伸し、一時8%高。USスチールは4%近く上昇した。

原題:Trump Ties Brazil, Argentina Steel Tariffs to U.S. Farm Woes (3) (抜粋)

(関税の背景や鉄鋼メーカーの株価を加えます)
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