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ドル・円は小幅高、米中交渉や景気期待でリスク選好-一時半年ぶり高値

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅に上昇。米中貿易協議の進展や世界経済の回復に対する期待から米株価や長期金利が時間外取引で上昇したことを背景にリスク選好の買いが入り、午前の取引で一時約半年ぶりの高値を付けた。午後に入り上げ幅をやや縮めた。

  • ドル・円は午後3時43分現在、前週末比0.1%高の109円64銭。一時109円73銭まで上昇し5月30日以来の高値
  • ユーロ・円相場は0.2%高の1ユーロ=120円80銭。 一時120円93銭と11月7日以来の高値

    ドル・円は約半年ぶり高値、その後は上値重く

    市場関係者の見方

    三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジスト

    • 週末の中国PMIなど最近の米中経済指標で良いものが多いことから株もドル・円も買われている
    • ただ、米中貿易協議では具体的な話はまだ何も決まっていないので、なかなか上下とも追いきれない
    • ドル・円は110円に行く理由が欲しいところだが材料に乏しい。とはいえ、トランプ米政権が米中交渉で何も決めずに大統領選に入っていくとも考えにくく、ドルを売り込むのは怖い

    SBI証券債券営業支援室の相馬勉室長

    • 米中貿易協議はすぐに100%の合意はないにせよ、米大統領選をにらんで少しずつ落としどころを探って歩み寄っていくとの期待が株価と金利の上昇につながり、ドル・円は少しずつ買っていく流れだ
    • 米国は経済指標も他国や地域に比べれば良いし、金利水準も高いので優位にある。中国については香港情勢があるので本腰を入れて買うのは怖い
    • ただ、110円を超える水準になれば、年末も控えているので売ってクリスマスを迎えたい向きが多いだろう

      背景

      • 米株価指数先物は上昇、日経平均株価も前週末比1%高で取引を終了
      • 米10年物国債利回りは時間外取引で一時1.81%台に上昇
      • 中国は「第1段階」の米中貿易合意で関税引き下げ求める-環球時報がツイート
      • 香港抗議デモ、選挙後初の週末に勢い増す-警察は再び催涙弾発射
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