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ジュニアトレーダーのリラ取引が焦点、モルガンSの巨額損失-関係者

  • 損失発生の経緯と隠蔽の動きがあったかどうかをモルガンSは調査中
  • アイズナー氏がハンドリングを行っていたポートフォリオが調査対象

米モルガン・スタンレーの外国為替デスクで発覚した巨額損失の隠蔽(いんぺい)疑惑を巡り、27歳のトレーダーが扱ったトルコ・リラに関係する取引が内部調査の焦点になっていると事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ロンドン在勤のアソシエート、スコット・アイズナー氏が日々のハンドリングを行っていたポートフォリオについて、最大1億4000万ドル(約154億円)の損失を隠すため、実際と異なる証券評価が行われた疑いを同行は調査している。

  政治的緊張の高まりに伴う2018年から19年にかけてのトルコ・リラの相場変動が投資家に打撃を与え、金融業界の一部でも問題を引き起こした。モルガン・スタンレーは損失発生の経緯と隠蔽の動きがあったかどうかの解明に取り組んでいる。

  関係者によると、やはりロンドン在勤の外為オプショントレーダー、ロドリゴ・ジョリグ氏、ニューヨーク在勤の同僚ティアゴ・メルツァー氏とミッチェル・ネーデル氏という3人のマネジングディレクターの名前も、調査で浮上しているという。

  彼らの最終的な雇用状況は明らかではないが、関係者によれば、退職する者もいるという。モルガン・スタンレーの広報担当者とアイズナー氏、ネーデル氏はコメントを控えている。他のトレーダーにも電話でコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

モルガン・スタンレーが少なくとも4人のトレーダーを解雇あるいは休職にしたと関係者が明らかにした。

(出典:ブルームバーグ)

原題:Morgan Stanley Bet That Went Awry Has Junior Trader at Center(抜粋)

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