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VIXの低位安定、ボラティリティー連動ETPが原因か-ノムラ

  • VIX先物取引でETPが占める割合が高まっている
  • VIXはここ7週間で15を超えて終了したことがない

シカゴ・オプション取引所のボラティリティー指数(VIX)は低水準で推移しているが、その背景には上場投資商品(ETP)があるかもしれない。VIX先物取引でETPが占める割合が高まっていることが、VIXを押し下げている可能性があると、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルが分析した。

  VIXに連動するETPが次の月へとロールオーバーするとき、ETPは期近限月を売り次の限月を買う。この活動がVIX先物取引全体に占める割合が大きくなると、VIXそのものの水準にも影響を及ぼすことになる。現在のところ、VIX先物の期近物でETPが1日当たりの取引量の約20%を占めており、「VIX先物を押し下げている」と、ノムラのクロスアセット・ストラテジスト、 チャーリー・マケリゴット氏が指摘した。

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  米中貿易交渉と世界経済の健全性を巡る楽観やハト派的な世界の中央銀行を追い風に米国株が過去最高を更新する中、VIXは最近、低水準で安定しており、ここ7週間で15を超えて終了したことがない。

  「これをさらに助長しているのは、毎月の先物ロールオーバーを通じた上場投資証券(ETN)のリバランスが期近限月と次の限月の価格差を大きく広げ、これがシステミック戦略を採る投資家らもVIX先物の期近物をショートするシグナルになっていることだ」とマケリゴット氏は分析した。

原題:VIX Is Low. That May Be Because of All the Volatility ETPs (1)(原題)

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