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中国中銀総裁、大規模緩和に慎重姿勢-「中長距離レース」に備え

更新日時
  • できる限り長く従来型政策を堅持すべきだ-易綱総裁
  • 過度に緩和的な政策は改革を遅らせ、長期的な発展阻害も

中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は、世界経済の動向に慎重な見方を示す一方、大規模な金融緩和策は今後も控えることを示唆した。

  人民銀は「中長距離レース」に備え、できる限り長く従来型の政策を堅持すべきだと、易総裁は共産党理論誌「求是」の「微信(ウィーチャット)」のアカウントに1日掲載された論説で指摘した。

People's Bank of China Governor Yi Gang Exclusive Interview

易綱総裁

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  易総裁は「世界の景気低迷は長期間続くだろう」とし、「競って金利をゼロに引き下げたり量的緩和を行ったりするのではなく、引き続き焦点を定め的を絞るべきだ」と論じた。

  その上で、経済発展は「単に国内総生産(GDP)の伸びによって判断されるべきではない」とし、金融政策の使命は物価を安定させ、国民の資金をインフレから守ることだと付け加えた。また、人民元の柔軟性を維持し、競争的な切り下げには関与しないとあらためて表明した。

  易総裁は、過度に緩和的な政策は必要とされる改革を遅らせ、バブル生成につながるため、長期的な発展を阻害する恐れがあるとの考えを示した。

   人民銀は1年物のローンプライムレート(LPR)を引き下げるなどしているが、他の主要中銀と比べるとかなり中立的な政策スタンスを維持している。

原題:PBOC Signals Policy to Stay Cautious Amid Uncertain Data (2)(抜粋)

(最終段落に他中銀との政策の比較を追加して更新します)
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