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ドイツSPD党首選、連立懐疑派が勝利-連立継続の是非を協議へ

更新日時
  • 新党首にワルターボルヤンス氏、均衡財政撤回を主張
  • SPDは党大会で連立解消について正式協議へ

ドイツ連立政権の一角を担う社会民主党(SPD)は11月30日、党首選の決選投票を行い、連立に批判的な候補が勝利した。メルケル政権は存続が不透明な状況に追い込まれた。

  SPD党員が選出したのはワルターボルヤンス元ノルトライン・ウェストファーレン州財務相とサスキア・エスケン議員のペアで、メルケル政権で要職を務めるショルツ財務相のペアを下した。

Merkel's Fate Rests With Disgruntled Members of Coalition Partner

メルケル独首相(11月22日)

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  ワルターボルヤンス氏は勝利演説で、連立政権を即座に離脱する意図はないと発言。メルケル首相が重視する財政均衡方針の断念とドイツの最低賃金引き上げなど一連の要求を掲げる可能性が高く、その一部はメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)にとって越えられない一線になる可能性もある。

  SPD代表者らは来週末に行われる党大会で連立政権を継続するかどうかの採決を実施する。

  ワルターボルヤンス氏は「私は連立を離脱する必要があると述べたことは一度もない」と発言。「政策を改善し、『ブラック・ゼロ』を緩和させる必要があるだろう」と語った。ブラック・ゼロとはメルケル首相が掲げる財政方針で、均衡財政を指す。  

  SPDの党首選は、欧州議会選での敗北を受けナーレス前党首が6月に辞任したのに伴い実施された。ショルツ財務相は敗北後、SPDの新指導部を支持すると表明した上で、新指導部から財務相留任を期待されていることを明らかにした。

  SPD党首選の結果は14年間続いたメルケル政権を幕引きに一歩近づけるもので、ドイツが長期間にわたり政治敵混乱に陥る可能性を示唆するだけでなく、英国の欧州連合(EU)離脱後のEUの方向性を決めたり、EUが世界的な影響力を発揮したりする上で妨げになる恐れもある。

  メルケル首相は昨年、CDU党首選には再出馬しないが2021年に満了となる任期を全うする意向を表明していた。メルケル首相はロンドンで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でマクロン仏大統領やトランプ米大統領など加盟国首脳と会談するほか、ロシアのプーチン大統領とクリミア紛争に関してパリで協議する予定。ショルツ財務相は4日、欧州銀行同盟の実現に向けた計画を仲介するためブリュッセル入りする。

原題:Merkel’s Exit Edges Closer as Coalition Partner Veers Left (1)

Merkel’s Coalition Shaken to Core By Partner’s Choice of Leader(抜粋)

(ショルツ財務相の留任見通しなどを追加して更新します)
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