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タイ・ビバレッジが醸造事業のIPO検討、100億ドル評価も-関係者

  • シンガポールで2011年以来の大型上場となる可能性
  • IPOにはタイのほか、ベトナムの資産が含まれ得る

タイのアルコール飲料メーカー、タイ・ビバレッジは醸造事業の新規株式公開(IPO)を検討している。事情に詳しい複数の関係者の話で明らかになったもので、シンガポール証券取引所では約10年ぶりの大型上場となる可能性がある。

  非公開情報だとして匿名で話した関係者によると、タイ随一の富豪チャルーン・シリワタナパクディー氏が経営権を握る同社はアドバイザー候補と協議しており、同事業IPOで最大100億ドル(約1兆950億円)の評価を目指す可能性がある。

  このニュースを受け、シンガポール市場でタイ・ビバレッジ株は大商いとなり、一時5.2%上昇した。

  シンガポール証券取引所でのIPOとしては、2011年に55億ドルを集めて上場したハチソン・ポート・ホールディングス・トラスト以来の規模となる公算が大きい。100億ドルで評価されれば、この事業は中国の青島ビールのような域内大手ビール会社に肩を並べるが、ビール大手アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブのアジア部門バドワイザー・ブルーイング・カンパニーAPACには遠く及ばない。バドワイザー・ブルーイングが9月に実施した香港IPOは50億ドル規模と、今年これまでのIPOで世界4番目の大きさだった。

Billionaire Charoen Sirivadhanabhakdi Attends Thai Beverage Pcl. Charity Event Press Conference

チャルーン・シリワタナパクディー氏

  今回の取引には、タイ・ビバレッジのタイとベトナムのビール資産が含まれる可能性があると関係者1人は述べた。

  タイ・ビバレッジは緑のボトルにゾウ2頭のイラストのある「チャーン」というラガービールで有名。

  関係者によると、最終決定は下されておらず、協議がIPOにつながる保証はないという。タイ・ビバレッジの担当者はコメントを控えた。

原題:ThaiBev Said to Consider IPO of $10 Billion Brewery Business (1) (抜粋)

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