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【債券週間展望】長期金利に上昇圧力、10年と30年入札控え売り優勢

12月第1週(2-6日)の債券市場では長期金利に上昇圧力が掛かりやすい展開が見込まれている。10年物と30年物の利付国債入札を控えて、事前の持ち高調整に伴う売りが優勢になるとの見方が背景にある。

市場参加者の見方

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 来週は、月末の年限長期化に伴う買いで利回り曲線がフラット(平たん)化した反動が見込まれる
  • 10年債と30年債の入札も控えており、調整に伴う売りで金利は下がりづらいだろう
  • 一方、国内の政局や米中貿易問題を巡る不透明感があり、マインド的にはリスク回避が勝ってしまう可能性もある
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.09%~マイナス0.07%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 10年債と30年債の入札は押し目買いで無難には消化されるだろうが、いずれも投資家の積極的な買いは見込みづらい
  • 週内に2回の利付国債入札は相場の上値を抑える要因になるとみる
  • ただ、良好な需給環境にも変化はなく、利回りの大幅な上昇も見込みにくい
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.1%~マイナス0.03%

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
3日10年2兆1000億円程度0.1%
5日30年7000億円程度0.4%

主な材料

  • 2日:7-9月の法人企業統計
  • 2日:ECBのラガルド総裁が欧州議会で証言
  • 2日:11月の米供給管理協会(ISM)製造業景況指数
  • 6日:10月の景気動向指数
  • 6日:11月の米雇用統計
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