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米国、貿易戦争で中国より優位に-少なくとも金融市場で

  • 株、通貨、国債で中国は失速-米国は好調維持
  • 貿易問題より中国経済の減速が投資家心理に影響-市場関係者

米国は、少なくとも金融市場においては対中貿易戦争で中国より優位に立ちつつある。

  米国債は今年の上昇を維持しており、ドルは3回の利下げにもかかわらず引き続き堅調。米株は最高値を更新している。一方、中国株や人民元、中国債はこのところ勢いを失っている。

  金融市場での米国の優位性はこの数カ月、特に際立っており、S&P500種株価指数の上海総合指数に対する比率は過去最高水準にある。

  こうした違いは、両国の金融市場のセンチメントをけん引する力の相違点を浮き彫りにしている。米経済が予想以上の好調を保つ中、米金融当局のこの1年のハト派への傾きは米国のリスクセンチメントを下支えしてきた。一方、中国人民銀行(中央銀行)は、予想を下回る経済指標が続く中、刺激策への穏健なアプローチを堅持している。中国経済は少なくとも1990年代前半以来の低成長となっている。

  申万宏源集団の国際ビジネス部門ディレクター、ジェリー・アルフォンソ氏は、「米株式市場は実に好調だが、中国株に年初見られた勢いはやや失速した」と指摘。「貿易問題を巡る状況よりも、中国経済の減速が投資家心理にはるかに影響している」と説明した。

U.S.-China stock correlation has weakened from its August high
Yield spread between China, U.S. sovereign bonds rises to near highest since 2017

原題:Markets Show U.S. Gaining Upper Hand Over China in Trade War(抜粋)

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