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英総選挙「大接戦」とジョンソン氏-労働党とSNP連立なお警戒

更新日時
  • 絶対多数政党不在の「ハングパーラメント」になる危険があると首相
  • 米英貿易交渉で米製薬業界のNHS参入を協議しないとジョンソン氏

ジョンソン英首相は28日、12月の下院選挙の情勢について、与党保守党の安定多数を示唆する有力世論調査の結果にかかわらず、「大接戦」が続いており、絶対多数政党不在の「ハングパーラメント」になる危険があるとの認識を示した。

  ジョンソン首相はITVとのインタビューで、「コービン氏(労働党党首)とスタージョン氏(スコットランド民族党=SNP=党首)の連立が成立しかねない紛れもないリスクが存在する」と発言した。

  27日公表されたユーガブの世論調査結果では、下院(定数650)で保守党が359議席を獲得し、単独過半数を占めるとの見通しが示された。

  しかし、ユーガブのポリティカルリサーチ・マネジャー、クリス・カーティス氏はブルームバーグ・サーベイランスで、実際の選挙になれば、保守党の大幅なリードも縮小する可能性があると指摘した。

  一方、ジョンソン首相は欧州連合(EU)離脱後の米国との貿易協議について、トランプ大統領が国家医療制度(NHS)を対象に含めることを主張すれば、席を立つと述べ、NHSを交渉のテーブルに乗せることはないと断言した。

  ジョンソン氏はトランプ大統領から米企業のNHSへの参入を協議するよう求められた場合、どう反応するかとの質問に対し、「さようなら、ではまた会おうと言うことになろう。話し合いを続けても仕方がない」と語った。

  最大野党・労働党は27日、与党保守党が米政府と秘密協議を行い、米企業と製薬会社のNHS参入について既に話し合ったことを示す文書も作成されたと主張していた。

ジョンソン首相率いる与党保守党の世論調査でのリードは、実際の選挙になれば縮小する可能性もあるとユーガブのカーティス氏

出典:ブルームバーグ

Spending Promises

Labour is proposing six times the extra spending planned by the Tories

Source: Party manifestos

Note: Liberal Democrat estimates relate to 2024-25

原題:Johnson Says No U.S. Trade Deal If It Includes NHS: U.K. Votes

Johnson’s Big Poll Lead Could Still Shrink: YouGov (Video)(抜粋)

(ジョンソン氏の選挙情勢に関する見解を追加して更新します)
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