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シンガポールの不動産価格下落も、集合住宅供給過剰で-MASが警告

  • 新規プロジェクトの売れ残り物件数が7-9月に倍増-金融安定報告
  • 不透明な経済見通しや雇用市場鈍化が不動産需要に影響する恐れ

シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行に相当)は28日、集合住宅の供給過剰が国内の不動産価格を押し下げる恐れがあるとの見解を明らかにした。

  MASは同日公表した年次金融安定報告で、新規プロジェクトの売れ残り物件数が7-9月(第3四半期)は4377戸に倍増したと指摘。「売れ残り在庫が増え、それに応じた需要の増加がなければ、中期的に価格に下押し圧力がかかる可能性がある」と分析した。

  政府が2018年7月に一連の不動産抑制策を講じたことを受け、住宅不動産価格はいったん下落したものの、最近になって再び上昇に転じ、7-9月期は1.3%値上がりした。

Singapore's residential property prices have started to climb again

  MASはさらに不透明な経済見通しや雇用市場の鈍化が家計所得と不動産需要に影響を及ぼしかねないことを考えれば、慎重であるべきだと警告。「こうした下向きリスクを前提とすれば、将来の買い手は不動産の購入や住宅ローンの借り入れ・返済などの長期的な決定を行う前にリスクに留意し、慎重であり続ける必要がある」と訴えた。

原題:Singapore Apartment Glut May Push Down Prices, Central Bank Says(抜粋)

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