コンテンツにスキップする

中国、地方政府の特別債で追加発行枠1兆元-インフラ投資で景気支援

  • 具体的インフラ事業への「できるだけ早い」配分を地方政府に求める
  • 中国当局は景気刺激を強める意思示す-ブルームバーグ万千氏

中国当局は地方政府に対し、インフラ事業資金を調達する特別債(専項債)の発行を加速するよう指示した。減速する景気を下支えするため、調達した資金を来年の早い時期にインフラ投資に回せるようにする。

  財政省は27日発表した声明で、1兆元(約15兆5800億円)相当の追加発行枠について、具体的なインフラ事業に「できるだけ早く」割り当てるよう全ての地方政府に義務付けたと説明。この分の発行がいつ始まるのかや2020年全体の発行枠についての詳細はなかった。12月にも発行が始まることを今回の声明が示唆しているのかを巡ってはアナリストの見方は分かれている。

  専項債発行は全国人民代表大会(全人代)が予算案を正式承認した後の3月に始まるが、今年は需要喚起に向けてインフラ投資を前倒しし、加速するため1月に始まった。来年はさらに早く発行を進めようとしていることを示している。

Issuance of some 2020 bonds likely this year

  ブルームバーグのエコノミスト、万千氏はリポートで、今回の決定は景気刺激を強める中国当局の意思を示唆していると分析。「専項債発行の前倒しは来年初めのインフラ事業資金を確保することになる」とした上で、規模の大きさを考えると来年の発行枠は今年の2兆1500億元を上回る可能性があると指摘した。

  一方、天風証券の孫彬彬氏率いるアナリストチームはリポートで、「年内に追加枠を使った発行が行われる可能性はかなり低い」と説明。来年に入ってからの発行となる公算がより大きいとの見方を示した。

原題:China Accelerates $142 Billion Bond Sale to Boost Economy (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE