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ヘッジファンドの適格投資家基準、SECが近く見直し発表か-関係者

  • 金融業界で一定の業務を担う人は自動的に適格投資家になる可能性
  • 所得や純資産のインフレ調整で投資が一段と難しくなる恐れも

ヘッジファンドやプライベートエクイティー(PE、未公開株)に投資可能な適格投資家を定める米国のルールが、ここ数年で最も大幅に刷新される見通しだ。ただ、このルール改正でどれだけ顧客層が広がるかは未知数だ。

  事情に詳しい関係者2人によると、米証券取引委員会(SEC)は向こう数週間に適格投資家基準の更新計画を発表する可能性が高い。これは高リスクだが収益性も高くなり得る私募ファンドへの投資基準を示す基盤となる。

  未公表の情報だとして関係者が匿名を条件に語ったところによると、見直し案では、金融業界で一定の役割を担う人は自動的に適格投資家になる可能性がある。しかし一部のケースでは、所得や純資産の要件のインフレ調整で投資が難しくなる恐れもあるという。

  ファンド業界幹部が長年、規制緩和を提唱してきた中で、今回の見直し案はウォール街の一部が望んでいた内容に届かないかもしれないが、SECにとっては市場拡大に対応する上で重要な一歩となる。SECは近年、リテール(小口)投資家がウーバー・テクノロジーズなど急成長する新興企業に株式公開前の段階で投資しやすくなるよう規制見直しを求める圧力に直面していた。

  SECの広報担当、チャンドラー・スミス・コステロ氏はコメントを控えた。

  SECは6月、適格投資家基準を変更する可能性を含め、米国の一般投資家が富裕層と同様に投資するのを妨げる複数の規制を緩和する是非について意見を公募していた。

原題:Hedge Fund Rules That Keep Out Not-So-Rich Poised for SEC Revamp (抜粋)

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