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ドル・円小幅高、米中交渉楽観も米感謝祭控え伸び悩み-109円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅に上昇。米中通商交渉進展への期待が根強い中、スポット取引の応当日が月末となることから実需のドル買いが相場を押し上げた。ただ、米感謝祭の休日を控え、値動きは狭いレンジだった。オーストラリアドルは豪主要銀行による量的緩和(QE)開始の見通しを受けて売られた。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時21分現在、前日比0.1%高の1ドル=109円17銭。ここまでの取引レンジは109円02銭から109円18銭の16銭
  • 豪ドル・ドルは0.2%安の1豪ドル=0.6776米ドル。0.6791ドルを高値に一時0.6772ドルまで下落

市場関係者の見方

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • ドル・円は月末需給主導で小幅に上昇。前日の米中交渉について楽観的な見方からリスクセンチメントは悪くなく、ドル・円の下支え要因になっている
  • ただ、米感謝祭の祝日を控えていることや、市場のポジションが傾いていないこと、海外の短期勢がリスクオンとオフの繰り返しに飽きてきていることから動きづらい状況

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • QE導入に慎重な見方だった豪中銀総裁の発言に対し、豪ウエストパック銀行がQE予想を出してきたことで、豪ドルは売りで反応
  • 米中交渉については、期待だけでは相場が続かなくなっている。合意ないし関税引き上げの延長といった事実がないと厳しく、それがなければ109円付近での動き続きそう

三井住友銀行NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 米中の協議継続自体は双方とも一致しており、物別れになる状況ではない。市場は交渉結果を待っている状況というのは、いろんなヘッドラインを受けても変わらない
  • 米感謝祭の休みを控えて動意は期待しづらいが、それが顕著に示されているのが為替の短期物のボラティリティの下落。ドル・円は週末にかけて109円付近でもみ合いとなりそう
ドル・円と予想変動率の推移

背景

  • トランプ米大統領は26日、中国との第1段階の貿易合意に向けた協議について、完了に近いと述べた
  • 豪ウエストパック銀行は豪中銀が2020年2月と6月の利下げで政策金利を0.25%とし、同年後半にQEを開始すると予想
  • ドル・円の1週間物の予想変動率は前日に3.555%と14年以来の水準まで低下。1カ月物も4.64%と今年4月以来の水準まで低下
  • 日経平均株価は前日比64円高で取引を終了
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