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債券下落、2年入札結果弱めで中長期中心に売りー海外需要減との見方

更新日時

債券相場は下落。前日の米国金利上昇を受けて売りが先行した後、この日に実施された2年国債入札が弱めの結果になったことを受けて中長期ゾーンを中心に売り圧力がかかった。この日は米国市場が休場のため、海外投資家の需要が乏しかったとの見方が出ていた。

  • 新発10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.095%、新発5年債利回りは一時3bp高いマイナス0.185%
  • 超長期債も売られ、新発20年債利回りは0.25%、新発30年債利回りは0.40%、新発40年債利回りは0.435%までそれぞれ上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は27銭安の153円29銭で安値引け。朝方から売り優勢の展開となり、午後に入って下げ幅を拡大

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 2年債は前回入札後に日本銀行が利下げを見送り、国内勢は買う意味が薄れており、利回り水準が前回並みならなおさらだ
  • 今日は米国休場で、日本国債を最も保有する米国勢の不在が2年入札にも大きく影響か。中期が弱く、海外勢が買ってないという連想に
  • 海外勢の不在が懸念され、日銀利下げの可能性も低下する中、10年金利マイナス0.1%より下を買い進めるのはどうかということになる
  • 超長期ゾーンも軟化したのは意外だが、保有債券の長期化需要は月末前の2年入札あたりに金利の底を付けてピークアウトする傾向もある
長期国債先物12月物の日中取引推移

2年債入札

  • 最低落札価格は100円57銭0厘と、ブルームバーグがまとめた市場の予想中央値100円57銭5厘を下回る
  • 応札倍率は前回4.81倍を下回る4.13倍、テール(最低と平均落札価格の差)は前回のゼロから1銭1厘に拡大
  • 備考:過去の2年債入札の結果一覧

背景

  • 27日の米10年国債利回りは前日比2bp高い1.77%程度で終了
  • 7-9月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が予想を上回るなど、米経済指標の改善を受けて米国債の安全資産需要が減退

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.190%-0.190%-0.100%0.250%0.400%0.425%
前日比+1.0bp+2.5bp+1.5bp+2.0bp+1.5bp+1.0bp
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