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TOPIXがことし高値、米中交渉への期待継続-輸出や素材高い

更新日時
  • 対中交渉は完了に近いとトランプ米大統領、米国株は連日で最高値
  • TOPIXは終値で18年10月以来高値、東証1部売買代金2兆円割れ

27日の東京株式相場は続伸し、TOPIXは終値でことしの高値を更新した。米中通商交渉への期待が根強く、機械など輸出関連、非鉄金属など素材が高い。

  • TOPIXの終値は前日比5.27ポイント(0.3%)高の1710.98-2018年10月17日以来の高値
  • 日経平均株価は64円45銭(0.3%)高の2万3437円77銭

〈きょうのポイント〉

  • トランプ米大統領は習主席と話をしており貿易合意に向けた取り組み継続、協議は完了に近いと発言
  • 26日の米国株は上昇、主要3指数は連日の最高値
  • きょうのドル・円相場は1ドル=109円10銭前後、前日の日本株終値時点は108円96銭

 

Images of Tokyo Stock Exchange as Asian Stocks Slide After U.S. Tumble

東証

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最高投資責任者は「12月の米中貿易交渉で最終的には何らかの妥協がなされ、関税の一部撤廃もあり得るとの期待と、景気がいったん底打ちしたとの見方が重なって株価を押し上げている」と語った。

  史上最高値を連日で更新する米国株の追い風を受け、TOPIXは終値ベースでことしの高値を付けた。ソニーやダイキン工業といった外需関連だけでなくニトリホールディングスも高値を更新し、上昇に寄与した。

  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「リセッション(景気後退)にならない状況での米金融緩和などリスク資産に良好な投資環境が続いている。リセッションにならないならグロース株中心の米国からシクリカル株中心の日本株へと資金がシフトしやすい」と指摘した。

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  もっとも、株価指数は買い一巡後に伸び悩み、東証1部の売買代金は1兆8961億円と再度2兆円を割り込んだ。アリアンツの寺尾氏は「景気が底打ちしても業績はまだ強い戻りではないという不安から、積極的に買う主体も乏しい。国内勢の利益確定売りもあり上値は重い」とみていた。

18年10月以来の高値
  • 東証33業種では鉱業、非鉄金属、電気・ガス、機械、建設、医薬品が上昇
  • その他金融や保険、陸運は下落
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