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日経プットコールレシオ上昇、膨らむプット売りににじむ強気

  • PCRは1.93に上昇、ボラティリティー低下の中で増える強気
  • プットを売ってプレミアムを収益化の流れー東海東京調査・仙石氏

26日の東京株式市場で日経平均株価が年初来の日中高値2万3591円を一時更新した。米中貿易合意への強い期待が持続する中、日経平均オプション市場からは投資家の先行きに強気な相場観が見て取れる。

  日経平均のプットコールレシオ(PCR)が25日に1.93まで上昇した。同レシオは、相場の先行きに弱気な投資家が増えると上昇することが多いとされる。しかし、日経平均は21日に2万3000円割れのスピード調整をこなした後、3日続伸している。

  東海東京調査センターの仙石誠シニアエクイティマーケットアナリストは、PCR上昇の背景を「プットの売り手が増えているためで、ボラティリティー低下局面では必然的な流れ」と話す。株価が大きく下がらないとみて、プレミアムを収益化しようとする投資家が増えたためと分析する。日経平均ボラティリティー・インデックスは26日に一時前日比4.3%低下して14.21を付けた。

  それでも仙石氏は「マーケットは完全な楽観にあるわけではない」と話す。本来、強気相場を予想するなら「コールの買いや先物のロングがよい」からだ。いまのレシオは、先高観を抱きながらも、香港情勢や米中協議の部分合意といったリスクに対する投資家の不安を映しているという。

日経PCRと日経ボラティリティーの推移
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