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カナダ有数のファンドの運用担当者、株式買い増し-欧州とアジア重視

カナダ有数の投資ファンドの運用担当者は、北米よりも欧州とアジアの株式を選好している。

  RBCキャピタル・アセット・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、サラ・リオペル氏は、過去1カ月に株式への資産配分を2ポイント増やして59%とした。地域に関しては、重点を米国・カナダから別の地域にシフトさせている。

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サラ・リオペル氏

  リオペル氏はブルームバーグとのインタビューで、「欧州ではバリュエーションが極めて割安で妥当な水準にあり、ファンダメンタルズも改善しつつあるようだ」と述べた。同氏は約1300億カナダ・ドル(約10兆6400億円)相当の資産運用に携わる。

  カナダでは、100万人超がリオペル氏が運用するファンドに投資している。RBCキャピタルの親会社、ロイヤル・バンク・オブ・カナダは資産規模でカナダ最大の銀行。

  主要株価指数の株価収益率(PER)は、欧州が14.5倍、アジアは13.7倍。これに対し米国は16.2倍だ。加えて、経済指標の改善や金融政策による景気刺激措置、イールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化が欧州・アジアを魅力ある市場にしている。英国の合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性が低下しつつあることから、欧州を巡る地政学的な懸念も後退している。

  リオペル氏以外のストラテジストらも、割安なバリュエーションや成長回復の見通しを理由にユーロ圏の株式購入を推奨している。EPFRグローバルのデータによれば、ユーロ圏の株式ファンドには4週連続で資金が純流入。アジアのポートフォリオへの資金流入もここ数週間に急増しており、中国を除くアジア新興国市場の株式への資金流入額は年初以降で約230億米ドル(約2兆5000億円)となった。

European and Asian stocks are cheaper than their U.S. counterparts

原題:
RBC’s $100 Billion Woman Buys More Stocks, Just Not in the U.S.(抜粋)

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