コンテンツにスキップする

南アの格付け見通し「ネガティブ」に引き下げ、財政悪化で-S&P

  • 国営電力会社エスコム救済に伴う財政悪化や債務負担増などが理由
  • S&Pは17年に南アをジャンク級に格下げ-現在の格付けは「BB」

ジャンク級(投機的水準)にある南アフリカ共和国の格付けがさらに引き下げられる可能性がある。S&Pグローバル・レーティングが成長鈍化や財政赤字拡大見通し、債務負担増を理由に、同国の債務格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。

  S&Pは発表資料で、「財政悪化が続けば、格下げの可能性がある」と指摘。投資適格級を2段階下回る「BB」の現行格付けは据え置いた。

  不採算の国営電力会社エスコム・ホールディングスへの数十億ドル規模の救済で、南ア財政は悪化している。緊急措置が講じられない限り、2028会計年度までに政府債務はグロスベースで国内総生産(GDP)比80.9%に拡大しそうだとの見通しを財務省が先月示していた。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト22人のうち16人が「ネガティブ」への見通し引き下げを予測していた。さらに格下げされれば、南アの投資適格級への復帰はさらに時間がかかることになる。S&Pは2017年、ズマ大統領(当時)が内閣改造を断行しゴーダン財務相を交代させたことを受け、主要格付け会社で最初に同国の格付けをジャンク級に引き下げた。現在はラマポーザ大統領が同国を率いている。

  南アの格付けを投資適格級で最低の「Baa3」としているムーディーズは今月、格付け見通しをネガティブに引き下げた

原題:
South Africa Outlook Cut to Negative by S&P Amid Fiscal Woes (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE