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FSBがドイツ銀のリスクランキング引き下げ、資本要件低下へ

  • ゼービングCEOの事業再編策でリスク低下とFSBは判断
  • 世界の金融システムに最も重要な銀行はJPモルガン-FSB

ドイツ銀行の規模縮小を図るクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)の取り組みが実を結びつつある。トレーディング事業の削減計画が発表されたのを受けて、金融システムに対する同行のリスクは低下したと当局が判断した。

  主要国・地域の中央銀行や監督当局で構成する金融安定理事会(FSB)は22日、ドイツ銀行のリスクランキングを1段階引き下げたと発表した。これでドイツ銀行に義務づけられるレバレッジ比率は恐らく低下する。今回のリスト更新で金融システムにとって世界で最も重要な銀行は引き続きJPモルガン・チェースとされ、トロント・ドミニオン銀行が一番下のランクで新たに加わった。

  ドイツ銀行は米国の投資銀行に対抗しようと無理に急拡大を続けた時期があり、ゼービングCEOはそれを巻き戻そうとしている。7月には2022年末までに従業員数を約2割削減し、株式トレーディング事業から撤退するなど過去数十年間で最も包括的な事業再編策を打ち出した。長らく強みとしていた債券事業も縮小している。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのクレジット・アナリスト、ジェローン・ジュリアス氏は、システム的に重要な銀行のランキングで「ドイツ銀行を引き下げたFSBの決定はややクレジットポジティブで、同行の規模縮小と複雑さの低下を反映している」と述べた。

原題:
Sewing’s Deutsche Bank Cuts Bear Fruit With Eased Capital Hurdle(抜粋)

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