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【債券週間展望】上値の重い展開、一部に景気楽観論やオペ減額に警戒

11月第4週(25-29日)の債券市場は、買い戻しの動きが一巡し上値の重い展開が予想されている。一部に景気楽観論が浮上していることや、日本銀行の買い入れ減額への警戒感も重しになるとみられている。

市場参加者の見方

◎SMBC日興証券の森田長太郎チーフ金利ストラテジスト

  • 金利の低下局面はひとまず終わり、方向としては反転上昇か
  • マイナス金利深掘り観測が再浮上する理由は当面はない
  • 米中貿易交渉も少しずつ前進している感じがあり、株価にプラス材料と受け止められれば金利は上方向に動きやすい
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.11%~マイナス0.04%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 良好な需給環境に支えられ底堅く推移しようが、一部に景気の底打ち見通しも広がっており、上値追いには慎重な投資家が多いだろう
  • 来年度の国債発行計画に向けた財務省の方針が注目
  • 超長期国債は投資家の根強い需要が続こうが、日銀オペ減額も警戒
  • 先行き不透明感は強くしばらくこう着状態となろう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.11%~マイナス0.06%

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
25日1-3年4200億円
3-5年3400億円
10-25年1000億円
25年-300億円
27日5-10年3500億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
26日40年4000億円程度0.5%
28日2年2兆円程度0.3%

主な材料

  • 25日:国債市場特別参加者会合;パウエル米FRB議長、講演
  • 26日:国債投資家懇談会
  • 27日:日銀の桜井審議委員が神戸市内で講演と会見
  • 28日:日銀の黒田総裁が都内で講演
  • 29日:11月の東京都区部の消費者物価指数、10月の失業率、鉱工業生産
  • 29日:当面の長期国債等の買い入れの運営について
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