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FRB理事候補のシェルトン氏、連邦準備制度の独立性で疑念表明

更新日時
  • 「法律に独立性への言及一切見当たらない」との内輪の発言明らかに
  • 大統領が正式指名でも、異例の発言が上院審議に影落とす可能性

トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)理事に指名する意向を表明したジュディ・シェルトン氏が、内輪の発言で連邦準備制度の独立性に関して疑念を表明していたことが分かった。

  同氏は10月18日、国際通貨基金(IMF)年次総会に際してワシントンで開催された会合で講演後、UBSグループのグローバル・マクロアドバイザー、ビート・ジーゲンターラー氏に対し、金融政策や連邦準備制度に関して見解を表明した。

European Bank For Reconstruction And Development U.S. Executive Director Judy Shelton Interview

ジュディ・シェルトン氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg


  インタビューの記録によれば、シェルトン氏は「米国における連邦準備制度の役割を規定した法律の中に、独立性への言及は一切見当たらない」とジーゲンターラー氏に語った。

  シェルトン氏はまた、法律を読んでみれば「米国の特定の戦略的経済目標を達成するため、FRBが議会や大統領と協力するよう求めているのが分かるだろう」とも話した。

  シェルトン氏はジーゲンターラー氏と話したことを確認。UBSの広報担当者はコメントを控えた。事情に詳しい関係者によると、インタビュー記録は同行法人顧客に明らかにされた。

  大統領がFRB理事に指名する意向の人物が、連邦準備制度の独立性について疑念を示すのは極めて異例。就任には上院での承認が必要だが、トランプ大統領が今後同氏を正式に指名した場合でも、今回明らかになったシェルトン氏の発言は上院での審議に影を落とす可能性もある。

  シェルトン氏は連邦準備制度に関し、「もともと議会が生み出したものだ」とした上で、独立性を主張するのであれば、議会に対しその活動の透明性を高めるべきだと指摘。「ホワイトハウスの批判が公になっているのはある意味健全であり、少なくとも大統領がどう感じているのかが分かる」と述べた。

  同氏はこのほか、連邦準備制度が市場を規律に従わせようと望んだとしても、「金融政策に対する市場の期待についてあえて足をすくうようなことはしない」とし、米金融当局が市場の強引な動きに牛耳られているとの見方を示した。

原題:
Trump Fed Pick Shelton Cast Doubt on Central Bank Independence(抜粋)

(シェルトン氏発言の詳細を追加して更新します)
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