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主要生保:4-9月基礎利益、2社増益6社減益-内外金利低下が重し

主要生保の4ー9月期連結決算が出そろった。保険本業からの利益を示す基礎利益は2社増益、6社減益となった。節税保険の課税ルール見直しで法人向け保険の販売停止の影響や、海外金利の低下で外貨建て保険の販売が減少した。

  日本生命保険の4-9月期基礎利益は、18年度の保険料率改定や円高による外国債券の利息が減少し前年同期比12%減益となった。保険料等収入は、法人向け商品の販売停止の影響はあったものの、貯蓄型商品の販売や銀行窓販の増加で同6.2%増収となった。

  朝日智司取締役常務執行役員は今期見通しについて「5月時点から変更はなくグループ全体で減収減益を見込む厳しいマーケット環境」と述べた。団体保険の減収や法人向け商品販売の減少、超低金利や円高により内外債券の利息減少を見込む。

  明治安田生命保険の基礎利益は、海外事業は団体保険事業の給付率低下で増益となったものの、国内の団体保険の料率引き下げの影響などで同1.4%減益。保険料等収入は外貨建て一時払い保険の販売減少で6.5%減収になった。通期については、保険料等収入を外貨建て保険の販売減少で下方修正、基礎利益は外債投信の分配金増加や米スタンコープ社の業績好調で上方修正し、ともに「横ばい」を見込む。

  住友生命保険の基礎利益は同0.3%減益。保険料等収入は2.5%減収となった。角英幸執行役常務は「貯蓄性商品の減少があったが海外事業が一定程度カバーし減収は小幅にとどまった」と述べた。今後の見通しについては「国内外の低金利環境は継続し商品性の魅力低下は避けられないが、資産形成に対するニーズは続き、多様な商品を安定供給するスタンスに変わりはない」と語った。

関連記事:第一生命HD:4-9月増収減益、通期は据え置き-かんぽ減収増益

億円(%)保険料等収入基礎利益利差損益(実額)最終利益
かんぽ

18012(-11.7)

減少

2507(-0.7)

横ばい

+386(+306)

拡大

763(11.0)

1340(11.2)

日本

29503(6.2)

減少

3610(-11.9)

減少

+1203(+1274)

減少

1338(-5.4)
第一

24588(-5.1)

減少

2592(-15.9)

5100程度

+508(+706)

縮小

918(-21.1)

2260(0.4)

明安

14584(-6.5)

30800程度

3123(-1.4)

6300程度

+1404(+1317)

増加

1284(15.5)
住友

12527(-2.5)

減少

2026(-0.3)

減少

+470(+368)

増加

-45(n.a.)
T&D

8752(2.4)

n.a.

855(3.9)

n.a

+341(+313)

362(-20.4)

640(-12.1)

富国

3497(19.2)

増加

385(-18.4)

減少

+158(+172)

減少

317(-7.1)
朝日

1955(-0.7)

若干減少

145(11.9)

横ばい

-257(-277)

改善

193(9.3)

※上段は2019年9月期実績、カッコ内は2018年9月期との比較(%)、下段は通期予想
※数値は連結またはグループ(傘下生保合算値)、傘下生保がない場合は単体
※利差損益の「+」は順ざや「-」は逆ざや、カッコ内は18年9月実績

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