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中国の劉副首相、USTR代表に対し月内の訪中を招請-関係者

  • 第1段階の米中合意に「慎重ながらも楽観的」と20日夜に発言
  • 香港紙は米国が12月15日発動予定の関税遅らせる可能性報じる

米中貿易交渉の中国側責任者である劉鶴副首相が、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表に対し、協議のため月内に訪中するよう招請したことが事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。まだ受諾されていないという。

  劉副首相は20日夜、第1段階の合意に達することに「慎重ながらも楽観的」であるとの見解を示唆。北京でのニューエコノミー・フォーラム開始前の夕食会でスピーチしたもので、夕食会に出席した関係者が匿名を条件に明らかにした。

President Trump Meets Chinese Vice Premier Liu He At The White House

劉鶴副首相

  スピーチとは別に、劉副首相は出席者の1人に対し、米国側の要求に「戸惑っている」ものの、合意の第1段階に達することに自信を持っているとも述べたと関係者は話した。

  米下院が20日午後(日本時間21日午前)の本会議で、上院を通過した香港人権法案を賛成417、反対1の圧倒的多数で可決したことを受け、米意中合意へのハードルが高まった可能性があるが、劉副首相の発言内容が伝わったことで、株安に歯止めがかかるなどの動きも見られた。

  トランプ米大統領が1カ月前に、米中が部分的合意に至ったと発言して以来、市場は楽観と悲観とを行き来している。米中が12月15日までに第1段階の合意に至らない場合、トランプ大統領は1600億ドル(約17兆3700億円)相当の中国製品への上乗せ関税発動も辞さないとしてきた。

  一方、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、事情に詳しい匿名の関係者の話として、米中が貿易合意に達するのが難しくても、12月15日に米国が予定している新たな関税の発動は少なくとも延期される公算が大きいと報じた。

  ニューエコノミー・フォーラムは、ブルームバーグ・ニュースの親会社であるブルームバーグ・エル・ピーの1部門であるブルームバーグ・メディア・グループが開催している。

原題:
China’s Liu ‘Cautiously Optimistic’ About Reaching Phase 1 DealChina’s Top Trade Negotiator ‘Cautiously Optimistic’ on Deal (1)China’s Top Trade Negotiator ‘Cautiously Optimistic’ on Deal (4)、U.S. May Delay Dec. Tariffs If Pact Not Reached by Then: SCMP(1)(抜粋)

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