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米中貿易交渉決裂に神経尖らせる投資家-円建てスワップ市場に顕著

米中貿易交渉が決裂するリスクに対して世界のファンドがいかに神経質になっているか、円建てスワップ市場からうかがわれる。

  日本以外のファンドの取引が多いロンドンのLCHクリアネットと国内勢の日本証券クリアリング機構(JSCC)でクオートされる30年物円スワップレートのスプレッドが、過去7営業日中6日で縮小した。世界のファンドが長期の金利が低下するとの見込みに回帰していることが分かる。

  米国と中国が関税巻き戻しの範囲で合意できないとの報道を背景に、30年物円スワップレートは12日の5カ月ぶり高水準から12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。投資家は債券を買う代わりに、円スワップでロングポジションを構築できる。

JSCC-LCH 30-year spread collapse suggests return of foreign long positions

  市場が第1段階の米中貿易合意を織り込み始めクオンツヘッジファンドが日本国債先物を売っていたのはそれほど昔ではない。

  海外ファンドはスワップのロングポジションも解消しつつあった。このため30年物円スワップレートは今月初めに17bp上昇していた。

  しかし、質への逃避は再開した。ここ2週間は米国債を中心に世界の国債相場が上昇。日本の10年債利回りも週ベースで2週連続の低下に向かっている。

原題:Nerves Over China-U.S. Deal Send Funds Back to Japan’s Swaps(抜粋)

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