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GMがフィアット・クライスラー提訴-労使交渉に不正関与と主張

  • FCAのマルキオンネ前CEOが合併試み、UAWと共謀-GM
  • FCAは否定、PSAとの統合損ねる意図がGMにあるとの見方

米自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は20日、複数年に及ぶ不正行為があったとしてフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)をミシガン州の連邦地裁に提訴した。FCAの前最高経営責任者(CEO)で昨年死去したセルジオ・マルキオンネ氏が全米自動車労組(UAW)と共謀し、GMなどとの合併を図ったとしている。

  訴状やGMのクレイグ・グリッデン法務顧問の説明によると、マルキオンネ氏ら複数の幹部がUAWに資金を渡し労使交渉に不正関与したことで、これがFCA側に2009年から15年まで有利に働く一方、GMには不当に高い労働コストをもたらしたと主張。数十億ドルの損害が発生したとし、その賠償を求めている。FCAはイタリアのフィアットと米クライスラーが14年に合併して誕生した。

  FCAはこうした指摘を否定。同日の発表文で、訴訟に「驚いた」とし、徹底的に争う姿勢を示した。また、同社とフランス同業グループPSAとの合併計画やUAWとの新労使協約交渉を損ねる意図がGM側にあるとの見方も示した。

  GM株はこの日、3%下落。FCA株は3.7%値下がりした。

参考記事
米GM取締役会、フィアットからの合併打診を精査の上で拒否-CEO
フィアットのマルキオンネCEO、GM以外の合併相手模索-関係者
President Trump Meets With Key Automobile Industry Leaders

GMのメアリー・バーラCEOとFCAのセルジオ・マルキオンネ氏

原題:GM Stuns Fiat With Lawsuit Alleging Marchionne Role in Bribery (抜粋)

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