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米中貿易交渉に決裂のリスクも、成否を分ける難しい段階に突入か

  • 交渉の詰めが滞っているとの懸念が強まる中でも重要分野で前進
  • 香港人権法案を巡る米議会の動きや香港情勢が影落とす
Container Ships As Trump Sows Doubt On Trade Talks
Photographer: Peter Foley/Bloomberg
Container Ships As Trump Sows Doubt On Trade Talks
Photographer: Peter Foley/Bloomberg

米中両国の貿易交渉担当者らは、第1段階の合意内容を詰める作業が滞っているとの懸念が強まる中でも重要分野で前進している。

  しかし事情に詳しい関係者らは、協議は現在、成否を分ける難しい段階にあり、トランプ大統領は1カ月前に米中は部分合意に至ったと表明したものの、なお決裂しかねない状況だと語った。

  協議に影を落としているのは香港情勢の緊迫化と、香港人権法案への大統領の署名を目指す米議会の動きだ。同法案が成立すれば報復すると中国は表明している。

  トランプ大統領は2020年大統領選の投票日まで1年を切る中で、米中貿易交渉で部分合意という初の成果を得るか、それとも決裂に至るかの分かれ目に立っている。交渉決裂なら、さらなる関税合戦が予想される。

  事情に詳しい複数の関係者らは、両国の交渉担当者らはこれまでのところ、香港などの問題によって妨げられずに協議を続けていると強調する。

  ただ、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が年内に直接会談する可能性は一段と小さくなっている。中国共産党機関紙・人民日報は習主席の最近のブラジル訪問を「今年最後の外遊」と伝えた。

  両国の当局者は首脳会談の代わりに、閣僚による貿易協定署名の可能性の検討を始めている。ただ、こうした調整よりも残る重要問題での相違点の克服が優先となる。

Deal or No Deal

原題:U.S.-China Trade Deal Inches Ahead, Shadowed by Risk of Failure(抜粋)

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