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11月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が続伸、米中貿易巡る懸念で安全逃避の動き

  20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米中貿易協議への懸念が高まり、リスク選好の動きが後退した。米金融当局がこの日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨によれば、今年3回の利下げ後は金利を維持することに当局者の大半が賛同した。主要10通貨の中ではユーロと円が比較的しっかり。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇で続伸
    • 先進国通貨の大半は対ドルで小幅な値動きに終始
    • ドルは前日遅くから上昇。米上院が香港人権法案を可決し、中国の反発を招いたことが手掛かり
    • 円とスイス・フランは、米中貿易協議で第1段階の合意が年内にまとまらない可能性があるとのロイター報道を受けて値上がり
    • 米国株と国債利回りはいずれも下げ
  • ニューヨーク時間午後4時48分現在、ドルは対円で0.1%高の1ドル=108円63銭
  • ポンドはドルに対し0.1%未満安い1ポンド=1.2923ドル
    • 英総選挙を控えて行われた党首討論では、ジョンソン首相とコービン労働党党首がほぼ互角だったとの世論調査結果が出た
  • ユーロはドルに対して0.1%安の1ユーロ=1.1072ドル
    • 欧州中央銀行(ECB)は緩和的な金融政策がもたらす副作用のリスクを警告
  • 米ドルはカナダ・ドルに対して0.3%高。原油相場の上昇にもかかわらず、米ドルは10月10日以来の高値をつけた

原題:Dollar Rallies as China Trade Concern Buoys Havens: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が下落、米中合意の成立時期巡り懸念

  20日の米株式市場では、S&P500種株価指数が1カ月ぶりの大幅安。米中貿易合意の第1段階が年内にまとまる可能性は低いとの報道が響いた。

  • 米国株は下落、通信や自動車の下げ目立つ
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.74%
  • NY原油先物は反発、クッシング在庫が3カ月ぶり大幅減
  • NY金先物はほぼ変わらず、12月限は1474.20ドル

  通信と自動車銘柄を中心にS&P500種は下落。米中貿易協議で第1段階の合意がまとまるのは、来年以降になる可能性があると、ロイター通信は報じた。その後、協議は進展しているとの報道も流れ、同株価指数は下げ幅を縮小した。米上院本会議は前日、香港人権法案を全会一致で可決。デモ参加者らを支援する同法案可決を受け、中国は反発する声明を出していた。米下院はこの日、この法案を採決する。

  S&P500種は0.4%下げて3108.46。ダウ工業株30種平均は112.93ドル(0.4%)安い27821.09ドル。ナスダック総合指数は0.5%下落。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時32分現在、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.74%。

  18日に最高値を更新したS&P500種とダウ平均は2日連続で下落。貿易の見通しを巡り懸念が広がった。投資家は景気に関するニュースに敏感ながらも、米中の緊張が和らぐとの見方に支えられ、今年の株式相場は上昇。このままいけば、2013年以来の大幅高となる。

  ネッド・デービス・リサーチの米国担当チーフストラテジスト、エド・クリソルド氏は「市場は今年の大半にわたって貿易を材料に取引してきた。貿易に関する期待と不安だ」と指摘。「過去数週間には何らかの合意が成立するとの期待があった。現実の状況が明らかになりつつある」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、月初来の大幅高。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計では、米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が8月以来の大幅な減少となった。全米での原油在庫は前日の米石油協会(API)発表より小幅な増加にとどまった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は1.90ドル(3.4%)高の1バレル=57.11ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は1.49ドル上げて62.40ドル。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は10セント安い1オンス=1474.20ドルで終了。ニューヨーク時間午後2時20分現在、金スポットも0.1%未満の下落。米中貿易協議で緊張が高まっている兆しを背景に、金連動型上場投資信託(ETF)の保有高は拡大した。

原題:U.S. Stocks Drop on Worry Over Trade Deal’s Timing: Markets Wrap(抜粋)

Oil Surges as Key U.S. Storage Hub Shows Biggest Draw in Months

PRECIOUS: Platinum Outflows Highest in Two Months; Gold Steady

◎欧州債:イタリア債が上昇、コンテ首相が予算案への好評価を確信

  20日の欧州債市場でイタリア債が上昇。コンテ首相が来年の予算法案についてEUから前向きな評価を確信しているとの報道が買いにつながった。ドイツ債は上げ幅縮小。米中通商摩擦を手掛かりとした逃避買いが巻き戻された。

  • イタリア債はブルフラット化。ドイツ債とのイールドスプレッドは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小し155bp
  • 米国で香港のデモ参加者を支援する法案が可決したことを受けて、中国が米中通商交渉の進展を疑問視した。逃避買いを集め、ブルフラット化していたドイツ債はやや巻き戻す動きとなった
  • ドイツ10年債利回りは2bp低下のマイナス0.36%、フランス10年債利回りも2bp下げてマイナス0.04%、イタリア10年債利回りは4bp低下の1.21%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Outperform Euro-Area Peers; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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