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米国株が下落、米中合意の成立時期巡り懸念

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20日の米株式市場では、S&P500種株価指数が1カ月ぶりの大幅安。米中貿易合意の第1段階が年内にまとまる可能性は低いとの報道が響いた。

  • 米国株は下落、通信や自動車の下げ目立つ
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.74%
  • NY原油先物は反発、クッシング在庫が3カ月ぶり大幅減
  • NY金先物はほぼ変わらず、12月限は1474.20ドル

  通信と自動車銘柄を中心にS&P500種は下落。米中貿易協議で第1段階の合意がまとまるのは、来年以降になる可能性があると、ロイター通信は報じた。その後、協議は進展しているとの報道も流れ、同株価指数は下げ幅を縮小した。米上院本会議は前日、香港人権法案を全会一致で可決。デモ参加者らを支援する同法案可決を受け、中国は反発する声明を出していた。米下院はこの日、この法案を採決する。

  S&P500種は0.4%下げて3108.46。ダウ工業株30種平均は112.93ドル(0.4%)安い27821.09ドル。ナスダック総合指数は0.5%下落。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時32分現在、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.74%。

  18日に最高値を更新したS&P500種とダウ平均は2日連続で下落。貿易の見通しを巡り懸念が広がった。投資家は景気に関するニュースに敏感ながらも、米中の緊張が和らぐとの見方に支えられ、今年の株式相場は上昇。このままいけば、2013年以来の大幅高となる。

  ネッド・デービス・リサーチの米国担当チーフストラテジスト、エド・クリソルド氏は「市場は今年の大半にわたって貿易を材料に取引してきた。貿易に関する期待と不安だ」と指摘。「過去数週間には何らかの合意が成立するとの期待があった。現実の状況が明らかになりつつある」と述べた。

U.S. crude rallies as inventories at key storage hub fall the most since August

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、月初来の大幅高。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計では、米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が8月以来の大幅な減少となった。全米での原油在庫は前日の米石油協会(API)発表より小幅な増加にとどまった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は1.90ドル(3.4%)高の1バレル=57.11ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は1.49ドル上げて62.40ドル。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は10セント安い1オンス=1474.20ドルで終了。ニューヨーク時間午後2時20分現在、金スポットも0.1%未満の下落。米中貿易協議で緊張が高まっている兆しを背景に、金連動型上場投資信託(ETF)の保有高は拡大した。

原題:U.S. Stocks Drop on Worry Over Trade Deal’s Timing: Markets Wrap(抜粋)

Oil Surges as Key U.S. Storage Hub Shows Biggest Draw in Months

PRECIOUS: Platinum Outflows Highest in Two Months; Gold Steady

(相場を更新し、第4-5段落を追加します)
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