コンテンツにスキップする

FOMC:リスクなお高い、今後は金利維持を示唆-10月議事要旨

更新日時
  • 大半の当局者は、3回の利下げをもって政策は十分調整されたと判断
  • 会合では常設レポファシリティー導入の是非も議論-決定には至らず
Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)が20日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)会合(10月29-30日)の議事要旨によれば、当局者らは米経済に対するリスクが引き続き高いとの認識を示したが、今年3回の利下げ後は金利を維持することに大半が賛同した。

  議事要旨では、経済見通しに対する下振れリスクが高いとの見解を多くの参加者が示し、「今会合での利下げの根拠を一段と裏付けた」と記された。

  「特に、世界の経済成長と国際貿易に関連した見通しへのリスクはなお重大」だとし、「世界の成長減速が国内経済への一層の重しとなるリスクは引き続き顕著だ」と加えた。

  FOMCは10月会合で政策金利を0.25ポイント引き下げた。利下げは3会合連続。パウエルFRB議長は政策決定発表後の記者会見で、金融政策は「良好な状況にある」と発言。経済見通しが大きく変わらない限り金利を据え置くとのシグナルを発した。

  議事要旨では、「大部分の参加者」は10月30日の利下げをもって政策は十分調整され、今後については「経済に関して今後得られる情報が見通しの大きな再評価につながらない限り、据え置かれる可能性が高い」と記された。

  一方で「一部」の当局者は、経済の見通しは引き続き良好だとして10月会合での金利据え置きを支持。また「数人」は、利下げすれば金融安定に対するリスクが高まるとの見解を示した。

  また参加者2人は、「今後得られる情報が経済活動ペースの顕著な減速と整合しない限りは」近い将来に金利を再度引き下げる可能性は低いと、示唆する文言を声明に加えるべきだと主張した。

  FOMCは翌日物資金調達市場への流動性を供給する恒常的な制度として、常設レポファシリティー(SRF)を導入する是非についても議論。決定には至らなかった。

  議事要旨では「常設の固定金利レポファシリティーを導入すれば、フェデラルファンド(FF)金利のコントロールが大きく保証される可能性が高まるが、金利が相対的に高い水準に設定された場合は特に、その利用に後ろめたさが伴う可能性がある」とし、「逆に相対的に低金利で設定されれば、適切な規模や頻度を上回るオペとなりかねない」と指摘した。

原題:Fed Saw Elevated Risks in October While Opting to Go On Hold (1)(抜粋)

(第4段落以降に議事要旨の内容など加え、更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE