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超長期債が上昇、米中合意不透明でリスク回避の買いー午後に伸び悩み

更新日時

債券市場では超長期債が上昇。前日の20年債入札を順調にこなしたことで買い安心感が広がり、米議会の香港人権法案可決で米中貿易合意に不透明感が強まったことも相場を支えた。一方、午後に入ると、中国副首相の発言を受けて過度なリスク回避姿勢が緩和したことで、中長期債を中心に伸び悩み、先物は下げに転じた。

  • 新発20年債利回りは一時前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.235%、新発30年債利回りは3bp低い0.38%まで低下し、ともに5日以来の低水準。新発40年債利回りは一時0.415%と1日以来の低水準
  • 新発10年債利回りは0.5bp低いマイナス0.12%、一時はマイナス0.13%と5日以来の水準まで低下
  • 長期国債先物12月物の終値は6銭安の153円42銭。一時は153円64銭と約2週間ぶりの水準まで上昇したが、午後は下落に転じた

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米中協議への悲観的な見方から、安全資産需要で債券はしっかり。ただ、株価が下げ渋ると先物などが売られ、米中問題で右往左往している
  • 20年金利の0.25%割れは行き過ぎかもしれないが、前日の20年入札が予想以上に堅調で、日本銀行のスティープ(傾斜)化策もオペ減額の弾は限られている
  • もっとも、先行きが不透明な中でどちらかに大きく動きづらい面も。大幅な金利上昇がない一方、金融緩和の限界も意識され、金利低下余地は限られる
新発20年国債利回りのローソク足推移

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.210%-0.210%-0.120%0.235%0.385%0.420%
前日比+0.5bp+1.0bp-0.5bp-2.0bp-2.5bp-2.5bp
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