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香港生まれの銀行員すら移住を検討-「もっと明るい未来」はどこに

  • 上海の人材紹介会社と連絡を取り合い移住を探る業界幹部も
  • 「キャリアの最盛期にある彼らは香港の社会不安にうんざり」

香港生まれのある幹部銀行員は、米国のグリーンカード(永住権)取得を図る計画だ。香港の社会不安が悪化した場合に備えようとしている。

  上海の方がもっと明るい未来かもしれないと考えている2人の業界幹部は、上海の人材紹介会社と連絡を取り合い移住を探っている。

  欧州トップクラスの投資銀行1行の香港拠点では企業の合併・買収(M&A)担当者が、同行のグループ内では香港生まれの従業員が移り住む選択肢としてさまざまな国を検討していると話す。

  香港での抗議活動がエスカレートし始めた時、最初に移住について考え始めたのは金融街で働く外国人中国本土出身者だった。しかし長引く混乱が仕事と生活に影響を及ぼし中国による香港支配が焦点となる中で、香港人の中にも香港脱出を考え始める人が出てきた。

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写真家:ジャスティン・チン/ブルームバーグ

  脱出を考える人の数は多くはないが、衝突の様子が毎日テレビで報じられ、時には金融機関のすぐ前で繰り広げられる香港で、人々の神経が擦り減らされていることが、同僚や雇用主、採用担当者の間でのプライベートな対話からうかがわれる。

  終わりの見えない放火や催涙ガスをオフィスタワーから見下ろす人々の心には、業界への長期的な影響を懸念し他の場所に目を向けるべきではないかと自問する気持ちが生じている。

  モーガン・マッキンリーの上海を拠点とするリクルーターであるエリック・チュー氏は「キャリアの最盛期にある彼らは香港の社会不安にうんざりし、次のステップをどうするべきかと自らに問い掛けている」と述べた。

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原題:
Even Hong Kong’s Homegrown Bankers Are Considering Moving Away(抜粋)

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