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ボルカー元ウクライナ担当特別代表、バイデン氏調査圧力への関与否定

  • 今なら、汚職疑惑調査はバイデン氏調査と同じとの見方理解とも発言
  • 大統領弾劾調査行う下院委員会で元NSC顧問と共に証言

今年9月に米国務省のウクライナ担当特別代表を辞任したカート・ボルカー氏は19日、トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る公聴会で証言し、同国政府にバイデン前副大統領の調査を迫る取り組みを当初は承知しなかったが、後になってトランプ氏と側近らが政治的動機に基づく調査の着手をウクライナに求める「許されない」圧力をかけていたことに気づいたとの認識を示した。

  ボルカー氏は下院情報特別委員会の公聴会で、バイデン氏の息子が取締役を務めていたウクライナのエネルギー会社ブリスマ・ホールディングスが絡む汚職疑惑をトランプ政権が調査しようとしたのは、バイデン前副大統領を調査することと同じとの見方を今なら理解できると説明。その上で、自分はバイデン氏や同氏の息子に関する重要な議論や会合に関わらなかったとも述べた。

  ボルカー氏は「トランプ大統領らがバイデン氏についてウクライナ側と話題にしたとか、ウクライナの汚職疑惑の調査と前副大統領の調査を一緒にしていたとは認識していなかった」と発言。「振り返ってみると、話のつながりを違う風にみるべきだった。それができていれば、私は異論を申し立てただろう」と続けた。

  この日は、国家安全保障会議(NSC)の欧州ロシア担当顧問を務めていたティム・モリソン氏も証言。同氏は弾劾調査の焦点となっているトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の7月の電話会談の際に会話を直接聞いていた。

  モリソン氏は、両大統領の電話会談の際に、会話の内容が開示されれば米政府やウクライナ支援に悪影響が及ぶと懸念したと発言し、「私の懸念は現実となった」と語った。

参考記事
トランプ氏の電話内容は「不適切」、ウクライナ疑惑で当局者2人証言

原題:Ex-Envoy Says He Didn’t Realize Trump Was Seeking Probe of BidenTrump’s Ukraine Envoy Denies Role in Pushing for Biden Probe(抜粋)

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