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「巨大リスクイベント」控える2020年はヘッジを有効活用せよ-TD

  • 米大統領選でボラティリティー急上昇の可能性
  • 魅力的なヘッジは10年物米国債の買い、金相場上昇の公算も指摘
House Intelligence Committee Holds Hearing On Impeachment Inquiry Of President Trump
Photographer: Jacquelyn Martin/AP Photo
House Intelligence Committee Holds Hearing On Impeachment Inquiry Of President Trump
Photographer: Jacquelyn Martin/AP Photo

トレーダーは2020年のボラティリティー上昇を覚悟すべきだ。米大統領選挙という「巨大リスクイベント」が控えているからだと、TDセキュリティーズが指摘した。

  同社はトランプ大統領が再選を目指す中で下院で弾劾される初の米大統領になると予想。ボラティリティーが急上昇し、最近の市場の静けさは打ち砕かれるとみている。同社は19日のリポートで、有効なヘッジの方法を幾つか提案した。

  そのうち2つは、金と10年物米国債の買いだ。米金融当局は20年に市場が予想する0.25ポイントではなく、0.5ポイントの利下げをする可能性があるとの見方に基づいている。米国債は「魅力的なヘッジ」であり、一段の緩和シナリオで金相場も上昇する公算があると指摘。米中通商交渉については部分的合意には至るが来年中の包括的合意はないとみている。

Treasury volatility gauge drops from year's high

  リチャード・ケリー、 ジェームズ・ロシター、 プリヤ・ミスラ、マーク・マコーミック氏らストラテジストは 「残念ながら、2020年に構造的な不確実性による打撃や痛みから解放される兆候は見られない」と指摘した。

  ストラテジストらは、米国および世界の債券利回りは来年も低くとどまる公算だとして、円に対しドルをショート(売り持ち)にする取引も勧めている。米当局が緩和する一方で日本銀行は恐らく政策を据え置き、ドルの上昇余地は限られると予想する。

原題:
‘Giant Risk Event’ Makes Hedging a Good Bet in 2020, TD Says(抜粋)

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