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トランプ氏の電話内容は「不適切」、ウクライナ疑惑で当局者2人証言

  • 陸軍中佐と国務省のウィリアムズ氏が下院弾劾調査の公聴会で証言
  • 政治的動機による調査の開始を他国に迫り、異例かつ不適切な試み

トランプ大統領のウクライナ疑惑について下院情報特別委員会が19日開いた公聴会で、アレクサンダー・ビンドマン陸軍中佐と米国務省当局者のジェニファー・ウィリアムズ氏が証言し、2人ともトランプ大統領がウクライナ大統領に電話で伝えた内容について、政治的動機による調査の開始を他国に迫る異例かつ不適切な試みだったと指摘した。

  ビンドマン中佐は、7月25日に行われたトランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領の電話会談に関し「私は臆することなく、ホワイトハウスの法律顧問にこの件を報告する必要性を認識した」と述べた。下院弾劾調査の公聴会は今週で2週目に入った。

  ペンス副大統領の顧問を務めるウィリアムズ氏も「7月25日の電話会談は私が過去に聞いた他の大統領の電話とは対照的で、国内政治関連とみられる内容だったため異例と受け止めた」と語った。

  トランプ大統領と側近らは、バイデン前米副大統領に関するウクライナの調査開始を、同国への軍事支援やゼレンスキー氏のホワイトハウス訪問と交換条件にしたとの疑惑が持たれている。

  ビンドマン中佐は7月25日の電話会談でトランプ大統領側の論点をウクライナに向けた米政策の中心となる課題をベースに準備したが、トランプ氏はこれに触れず、ウクライナが2016年の米大統領選に介入した疑惑に言及したと同中佐は説明。トランプ氏はバイデン氏が副大統領時代に不正調査を妨害したかどうか「調べる」よう、ゼレンスキー氏に要請したという。

  ビンドマン中佐は「政敵の調査を依頼・要請するのは不適切だった」と証言。ゼレンスキー大統領よりもトランプ大統領の力が強いことを考えれば、「ホワイトハウス訪問の機会を得るため、ゼレンスキー大統領に調査実現の必要がある」状況は明確だったと語った。

アレクサンダー・ビンドマン陸軍中佐

(出典:ブルームバーグ)

原題:
Two Officials Say Trump Ukraine Call Was Unusual, Inappropriate(抜粋)


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