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強いドルが製造業に打撃と不満のトランプ氏-実は通商政策の方が問題

  • 関税などの貿易制限がドルの水準よりも大きな懸念との視点欠く
  • 貿易の不確実性が2番目に大きな懸念、ドル高は8番目-NAM調査

強いドルが米製造業に打撃を与えていると不満のトランプ米大統領だが、自身の通商政策の方がはるかに大きな懸念を招くことを見落としている。

  大統領は18日遅く、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長との同日の会談で「米国の金利は競合する他国の金利に比べて高過ぎると議長に抗議した」とツイート。「実際、われわれ(米国)の金利は他の全てよりも低くあるべきだ。強過ぎるドルが製造業と成長に打撃を与えている!」と続けた。

トランプ氏、他に比べ米金利高過ぎるとパウエル議長に抗議-ツイート

  トランプ大統領がFRBに対し金融政策設定に際して国内経済の状況に加え国際的競争を考慮するよう望んでいることをツイートは示唆。同時にこのツイートから見て取れるのは、関税やその他の貿易制限がドルの現行水準よりも大きな懸念であるとの視点の欠如だ。

  全米製造業者協会(NAM)の最新四半期調査では、貿易を巡る不確実性が2番目に大きな懸念事項であり、63%以上の回答者がこれを主要な懸念事項に挙げた。

  ドル高は8番目で、これに言及した企業は約26%だった。また、70%が第1の課題は質の高い労働者を引き付け職場にとどまらせることだと回答した。

  調査は9月4日までの2週間にメーカー448社を対象に実施。ブルームバーグ・ドル・スポット指数はそれ以後、約0.7%下げている。

Worried U.S. Manufacturers

Trade uncertainties are the second most mentioned concern

Source: National Association of Manufacturers

Note: Respondents were able to check more than one response

原題:Trump’s Dollar Angst Overlooks Trade as a Bigger Factory Concern(抜粋)

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