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パウエル議長、トランプ大統領と今年2回目の会談-米金融当局

  • 「金利やマイナス金利」などを議論とトランプ大統領はツイート
  • 大統領がパウエル議長を招待-会談は約30分間と関係者

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は18日、トランプ大統領およびムニューシン財務長官とホワイトハウスで会談し、景気や経済成長、雇用、インフレについて話し合った。米金融当局が発表した。ホワイトハウスがFRB批判を続ける中で、パウエル議長とトランプ大統領が直接顔を合わせて会談したのは今年2回目。

  金融当局は会談後に公表した声明で、会談でのパウエル氏の発言内容は「先週の議会証言での発言と整合的だった」と説明。大統領の招待で会談が行われたことも付け加えた。

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トランプ大統領とパウエル議長

  声明によれば「パウエル議長は、政策経路は米経済見通しに影響する今後の情報によって全て決まるとの考えを強調したことを除けば、金融政策についての自身の見通しに言及しなかった」という。

  トランプ大統領はその後、「非常に良い誠意ある会談だった」とツイート。「金利やマイナス金利、低いインフレ、金融緩和、ドル高とその製造業に対する影響、中国や欧州連合(EU)などとの貿易を含む」さまざまな問題を議論したと書き込んだ。

  外国為替市場ではユーロが堅調となる中、マイナス金利が議題の一つになったとの報道を受けてドルが日中安値に下落した。

  パウエル議長は先週、米経済動向を「スター」と呼び、過去最長の景気拡大を持続させることに強い自信を表明。議長や他の米金融当局者は欧州や日本型のマイナス金利政策が米国では不適切との見解を一貫して示している。

  2018年の利上げに不満を抱いているトランプ大統領は何カ月にもわたりパウエル議長と金融当局を公然と批判。金融当局が米景気拡大基調を維持するため今年利下げしたものの、大統領は自身の米中貿易戦争が景気減速を招いているとする多くの批判をかわそうと、米金融当局への攻撃を続けている。

  20年の大統領選まで1年足らずとなる中、7-9月(第3四半期)の米実質国内総生産(GDP)伸び率(速報値)は前期比年率1.9%と、4-6月(第2四半期)の2%、1-3月(第1四半期)の3.1%からは鈍化したものの、米経済は底堅い消費に支えられ成長を維持している。

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  パウエル議長は2月にも大統領との夕食会に臨み、両者はそれ以降も電話で会談を行ってきた。事情に詳しい関係者1人によると、今月18日の会談は約30分間だった。大統領とFRB議長との会談はまれだが、前例がないわけではなくグリーンスパン氏やバーナンキ氏、イエレン氏ら歴代議長は経済が苦境にある時期などに当時の大統領と会談した。

  しかし、今回の会談はトランプ大統領がパウエル議長を再三にわたり公に批判している中で開催された。ブルームバーグは昨年12月21日、トランプ大統領が自ら選んだパウエル議長の解任を議論したと報じた。市場では、連邦準備制度の独立性に対する直接的脅威と受け止められ、昨年末の大幅株安の一因となっていた。

原題:Powell Meets Trump to Discuss U.S. Economy in Rare Sit-Down (1)(抜粋)

(会談時間や背景を追加して更新します)
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