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Zホールディングスが3カ月ぶり大幅安、希薄化とシナジー不透明

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Takeshi Idezawa, chief executive officer of Line Corp., right, speaks beside Kentaro Kawabe, president and chief executive officer of Z Holdings Corp., formerly known as Yahoo Japan, during a news conference in Tokyo.

Takeshi Idezawa, chief executive officer of Line Corp., right, speaks beside Kentaro Kawabe, president and chief executive officer of Z Holdings Corp., formerly known as Yahoo Japan, during a news conference in Tokyo.

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Takeshi Idezawa, chief executive officer of Line Corp., right, speaks beside Kentaro Kawabe, president and chief executive officer of Z Holdings Corp., formerly known as Yahoo Japan, during a news conference in Tokyo.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

Zホールディングス株が3カ月ぶりの下落率となった。2020年10月の完了を目指すLINE(ライン)との統合過程で新株を発行、約6割の希薄化が生じるため、1株価値の低下を懸念する売りが広がった。また、両社のシナジー効果は不透明だとの見方もアナリストの間から出ている。

  19日の日本株市場でZHD株は一時10%安の379円と大幅反落し、終値は8.1%安の388円。下落率は8月5日(13%)以来の大きさだ。先週13日に一部報道で両社統合の可能性が伝えられる前の水準に逆戻りした。売買代金は391億円と東証1部の3位で、過去半年の1日当たり平均の4.6倍。

Zホールディングス株の過去半年の推移

  ソフトバンクグループ傘下で、ポータルサイトの「ヤフー」を展開するZHD、メッセージアプリのLINEは18日、経営統合すると発表。最終契約の締結は12月を予定している。統合の過程では、ZHDが新株28億株を発行し、親会社のソフトバンクと韓国ネイバーが折半出資する新会社に割り当てる。ZHD株の発行済み株式数は、現状から約6割増える見通し。

関連記事:ソフトバンクGがLINEを傘下に、ZHDと統合-新株発行も

  ジェフリーズ証券のアナリスト、アツール・ゴヤール氏は18日のリポートで「大きな希薄化により、シナジー効果が明確化されるまでZHDの少数株主にとってはネガティブ」との見方を示した。

  シティグループ証券の鶴尾充伸は英文リポートで、「戦略的意図は明確にされたが、統合手順と統合後のシナジー効果のタイミングに関する情報はほとんどなく、不確実性がある」と指摘し、株価にはややマイナスとみている。

  18日夕に会見したZHDの川辺健太郎社長は、「メッセンジャーとEコマースというそれぞれ弱いところを補えるシナジーがある」と説明。LINEの出沢剛社長は統合に踏み出す背景には「海外の競合に大きな差をつけられている危機感があった」と述べた。

関連記事:海外との差に「危機感」、孫氏「100%賛成」-ZHD・LINE

Line Corp. And Z Holdings Corp. News Conference As SoftBank Aims to Combine Yahoo Japan With Line Messenger

経営統合を発表したZHDの川辺社長とLINEの出沢社長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

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